「転職エージェントは信用できない」という話を聞いて、利用することに不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントは求人企業に対して条件面や年収の交渉、面接日程の調整などをしてくれる頼れる存在です。非公開の求人を保有しているため転職活動には欠かせない存在ですが、転職エージェントの利用にあたって円滑に転職活動に活かすことが出来ない事例もあるようです。
本記事では、転職エージェントを利用するにあたって不安を解消できるように、注意点や信用できない担当者に出会ってしまった際の対応方法を解説します。
- 転職エージェントが信用できないのは本当なのか
- 信用できない転職エージェントの特徴
- 信用できない転職エージェントに出会ってしまった時の対処方法
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信用できない転職エージェントの特徴
転職エージェントが「信用できない」と言われる理由は、担当者に起因することが多いようです。
信用できない、信頼関係を築きづらい転職エージェントの担当者には以下の特徴があります。
上記を見ると分かるように、信用できないといわれてしまう理由としてはキャリアアドバイザーをはじめとした担当者の属人性が高い要素であることが分かります。
以下に詳しく解説していきます。
連絡が遅い(対応してもらえないケースもある)
信用できないと言われる特徴の1つ目は、キャリアアドバイザーの連絡が遅いことです。
相談や確認の連絡をして返信を待っても、「返信がくるのが数日後」または、「連絡がこないまま対応してもらえない」といったことがあると信頼度が薄れていってしまいますよね。
連絡がつかない原因としては、以下2つが考えられます。
- キャリアアドバイザーが忙しく、連絡まで手が回っていない
- 求職者のモチベーションが低くやる気が感じられず、キャリアアドバイザーの中で優先順位が低くなった結果、連絡が後回しになる
キャリアアドバイザーから2日以上経過しても返信がこない場合は「連絡が遅い」と判断して良いでしょう。
連絡がつかない場合、まずは、電話もしくはメールでキャリアアドバイザーに連絡を入れましょう。それでもつながらない場合はサービスの問合せフォーム経由で連絡するとよいでしょう。
ひたすら大量に求人を紹介してくる
信用できないと言われる特徴の2つ目は、ひたすら大量に求人情報を紹介してくることです。
これは、キャリアアドバイザーが求職者の希望条件を深く理解しようとしていないことが主な原因です。その結果、求職者の経歴からマッチングしそうな企業をとりあえず大量に紹介してくる場合があります。
中には、「大量に紹介した求人情報の中からどの企業か求職者が選んでくれたらいいな」と思っているキャリアアドバイザーもいます。
もちろん、多くの求人情報を見ることができるというメリットはあります。しかし、大量の求人情報を紹介されてしまうと、他の企業が気になってしまったり、数を捌くこと自体が大変になってしまったりすることがあります。
混乱したり迷いすぎたりしないように、紹介してもらう求人情報件数を○○件までと、ある程度定めておくことがおすすめです。
紹介してくる求人が希望と一致していない
信用できないと言われる特徴の3つ目は、希望している条件と合っていない求人を紹介してくることです。キャリアアドバイザーが信用できないと不信感を抱く声の中でも、とりわけ多い理由のひとつです。
たとえ、希望条件に合っていなかったとしても「こういう理由で紹介した」というキャリアアドバイザー目線からの、明確で根拠のある求人紹介なら良いキャリアアドバイザーです。
しかし、「求職者の経歴だけを見て企業にマッチングしそうだから」という理由だけで、求職者の希望条件を無視した紹介をしてくるキャリアアドバイザーは信用できません。
自分の希望条件と大きく異なる求人を紹介された場合は、「希望条件に合わない」としっかり素直に伝えましょう。
また、キャリアアドバイザーと話がうまく嚙み合わず、認識のずれが発生している可能性もあります。「希望条件と違うな」と感じる場合は、改めて、自身の転職理由や軸を振り返り、譲れない部分を伝えて認識を合わせましょう。
それでも、希望と異なる求人紹介をしてくる場合は、信用できないキャリアアドバイザーだと見極めることも大事です。
キャリアアドバイザーが頼りにならない
信用できないと言われる特徴の4つ目は、キャリアアドバイザーが頼りにならないことです。
頼りにならない理由としては、以下の2つが原因です。
- 知識が不足している
- 経験が浅い
知識が不足している
専門的な知識が必要な業界や職種での転職活動において、キャリアアドバイザーの知識が不足していると、的確なアドバイスがもらえません。
一般的なアドバイスでは、専門的な業界での転職活動には役に立たず、結局自分で求人を探すことになり、「キャリアアドバイザーは頼りにならない」となってしまうのです。
経験が浅い
新人は、経験自体が浅く、知識も少ないケースが多いです。また、対応のたどたどしさから「このキャリアアドバイザーに任せて大丈夫かな?」と不安を抱くこともあると思います。
新人ながらも、求職者のニーズにあった求人を紹介をしてくれたり、先輩に相談しながら的確なアドバイスをくれるキャリアアドバイザーは信用できると言えます。
しかし、知識がないにもかかわらず適当にアドバイスをする、担当数が新人のキャパを超えて手が回っていないなどの場合は、あなたの大事な転職活動において信用できないキャリアアドバイザーと判断するべきです。
嘘つき?期待をあおるようなことばかり言ってくる
信用できないと言われる特徴の5つ目は、「転職エージェントに嘘をつかれた」と不信感を感じるような行動が続くことです。
通常、嘘をついて対応してくる転職エージェントの担当者はほぼいません。
しかし中には、求職者に対し「内定確実です!」などど根拠のない嘘をつき、期待をあおるようなことを言ってくる転職エージェントもいるようです。
転職エージェントは、求職者が企業に入社すれば、企業側から成功報酬を得られる仕組みです。その利益のために、時に嘘をついて、その気にさせて求人に応募させるといったこともあります。
嘘の内容としてよく挙げられるのが、下記の例です。
- 内定確実と嘘をつく
- 書類選考は通常100%通過する
- すぐに昇進することができる
求職者のモチベーションを下げず、応募させるためにこのような嘘を伝えてくることがあります。もちろん、モチベーションを上げてくれるキャリアアドバイザーは不安な求職者にとって、とてもありがたいことです。
しかし、転職エージェントの「内定確実」という言葉に期待して最終面接を受けたが、結果不採用だったということもあります。
転職エージェントに騙されないためには、転職エージェントの言っていることがすべて正しいとは思わず、自分でも情報を調べ、正しい情報の判別をしましょう。
最初だけサポートが手厚かった
信用できないと言われる特徴の6つ目は、サポートが手厚いのが最初だけだったことです。
「最初のうちは、希望条件にあった求人を積極的に紹介してくれたが、だんだんと希望に合わない求人紹介をしてきたり、紹介してくれる求人数が少なくなった」
「職務経歴書の添削など親身になって対応してくれたが、突然、アドバイスをくれなくなった」
というような声が見受けられます。
キャリアアドバイザーの対応がおろそかになる原因は求職者の転職意欲が感じられない、希望条件が狭すぎるなど求職者側にあるケースもあります。その場合は、自分の行動を顧みましょう。
しかし、求職者側に原因はなく、キャリアアドバイザー側の都合で、「この求職者はなかなか内定が出なさそうだから後回しにしよう」という求職者に寄り添っていないキャリアアドバイザーであれば、すぐに担当を変更してもらいましょう。
内定承諾を急かしてくる
信用できないと言われる特徴の7つ目は、内定承諾の決定を急かしてくることです。
転職エージェントを利用したことがある方は、「内定承諾のお返事を明日までにください」と急かされた経験があるのではないでしょうか。
「自分の人生にかかわってくる大事な決定だからじっくり決めたい」
「他の企業の面接結果を踏まえて返事をしたい」
など返答までに時間がほしい方は、とにかく急かしてくるキャリアアドバイザーに対し、不信感を抱くでしょう。
企業側からの要望で、早く内定承諾の返事をしなければいけないというケースもありますが、キャリアアドバイザー自身の売り上げにつなげたいがために急かしてくるパターンもあります。全くこちら側の気持ちや要望を聞いてくれない場合は、他の転職エージェントに変えるのも手です。
信用できない転職エージェントに出会ってしまった人の口コミを紹介
ここでは信用できない転職エージェントに出会ってしまった方々の口コミをご紹介させていただきます。
衝撃的な口コミですね。
この内容だけを見ると、転職エージェントが嘘をついていることになります。考えられる理由としては、転職エージェント内の選考で不採用となった可能性も考えられそうです。
これは転職エージェントの知識不足が原因と考えられます。
知識が乏しいと適切なアドバイスしか得られず、転職活動の役に立ちません。
求職者と求人者により良いマッチングを生む転職エージェントは、職種理解が深く業界の動向にも詳しいので、自身の転職の助けになるエージェントを選ぶ必要があります。
信用できる転職エージェント、担当者を選ぶためには相手の知識を確認できるような質問をしてみるとよいでしょう。
信用できない転職エージェントに出くわしてしまった時の対処法
ここまで、信用できない転職エージェントの特徴や口コミをご紹介してきましたが、実際そんな担当者に遭遇した際にはどうすればよいのでしょうか。
信用できない転職エージェントに出くわしてしまった時の対処法は以下の通りです。
担当キャリアアドバイザーの変更を希望する
信用できないと感じたら、勇気をもって担当アドバイザーの変更希望を伝えましょう。
担当アドバイザーを変更してもらう際は、理由を明確にしたうえで、変更希望の旨を伝えるとよいでしょう。
例えば、「専門業界に対する知識が不足しているから、○○分野に知見があるアドバイザーが良い」「転職活動が初めてで、色々相談したいのにそもそも連絡が返ってこないので、変更してほしい」といったような理由です。
伝え方としては、転職エージェントの問い合わせ窓口を通すのがおすすめです。
担当変更したいと言ったら、「担当を傷つけてしまうのではないか」と考えてしまう方も中にはいらっしゃると思いますが、勇気をもって伝えましょう。
他の転職エージェントサービスに切り替える
転職エージェントを切り替えることも対処法の1つです。
・担当アドバイザーを変更してもらったけど、やはり頼りない
・担当の変更をしづらい
・変更希望を伝えたのにも関わらず変更に時間がかかっている
このような場合は、他の転職エージェントに切り替えましょう。
利用する転職エージェントを切り替える際は、自分のキャリアや年齢に合ったエージェントに切り替えることで適切なサポートを受けられる可能性が高くなります。
また、実際に転職エージェントを利用した人の意見を聞いたうえで、切り替える先の転職エージェントを決めるのも手です。ただ、必ずしもその転職エージェントが自分に合うとは限りませんので、自分自身でしっかり調べてから登録しましょう。
自分に問題があるケースは自身で対応が必要
転職エージェント担当者の対応が思うようにいかない場合、求職者自身に原因があるケースが挙げられます。
考えられる理由として下記が挙げられます。
- 求職者のモチベーションが感じられず転職意欲が低いと判断されている
- 希望条件が現実的ではない
求職者のモチベーションが感じられず転職意欲が低いと判断されている
キャリアアドバイザーは同時に何十人もの求職者を担当しています。
その中で、「求職者の連絡が遅い」「面接や職務経歴書のアドバイス、サポートをしても改善されない」という求職者がいたら、キャリアアドバイザー側での優先順位が下がり、対応がおろそかになっている可能性があります。
もし転職意欲が高いのに担当者に伝わっていない場合は、電話やメールなどで自身の転職意思をしっかり伝えましょう。
希望条件が現実的ではない
「ここだけは譲れない」という部分を明確にするのはもちろん転職活動において重要なことです。しかし、希望条件の範囲が限定され過ぎていたり、自身の経歴に対し高望みしていたりするとキャリアアドバイザーとしても紹介できる求人がなく、希望条件とは異なる求人を紹介せざるを得ない状況になってしまいます。
求人の希望条件については、「なぜその条件が必要なのか」「どんな目的のための転職なのか」をよく考えたうえで設定すr必要があります。自分一人では考えるのが場合は、キャリアコンサルタント等の専門家に相談するのも良いでしょう。
一概に「キャリアアドバイザーにすべての原因がある」と考えるのではなく、自身の転職活動における状況や行動も振り返ってみましょう。
信用できる転職エージェントを見極める方法
信用できる転職エージェントを見極める方法は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
信用できる転職エージェントの特徴を知る
まずは、適切な判断をするために、信用できる転職エージェントの特徴を知っておきましょう。
以下に当てはまるエージェントは信用できるといえます。
連絡がこまめで早い
進捗状況をタイムリーに連絡をしてくれるキャリアアドバイザーだと安心してサポートを任せられます。「連絡が遅い、こない」というストレスもないため、集中して活動ができます。また、こまめにコミュニケーションがとれることで、相互の認識のずれが少なくなります。
親身になって話を聞いてくれる
求職者の状況や不安に対し、寄り添って対応してくれるキャリアアドバイザーは信用できると言えるでしょう。キャリアアドバイザーが真剣に向き合ってくれることで、良い求人を紹介してくれるだけではなく、求職者の性格や適性を理解し、その人にあったアドバイスをもらえ、転職活動においての課題解決につながります。
業界や職種に対しての知識が豊富
転職活動において、業界や職種の知識量や理解度は重要です。キャリアアドバイザーが、自分の希望している業界や職種の知識がまったくなかったら「任せたくない」と思ってしまいますよね。
仕事に関する知識はもちろんですが、専門的な業界や職種に対する知識の豊富さと理解度の高さを持っているキャリアアドバイザーには信用してサポートをお任せして良いでしょう。
大手の転職エージェントなら基本的に信用できる
大手の転職エージェントは基本的に安心です。
様々な業界や職種の求人を多く持っており、幅広い求職者のニーズに対し対応が可能です。多くの求職者のサポートを行った実績があり、その実績から質の高いサービスを実現しているため安心して任せられます。
ただし、大手の転職エージェントでも、キャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーの「担当者次第」では信用できない人にあたる可能性があります。信用できない人にあたった場合は、担当変更を希望するとよいでしょう。
専門系の転職エージェントなら自分に合ったサービスを選ぶ
業界や職種に特化した転職エージェントには、専門の業界や職種に対する知識が豊富なキャリアアドバイザーが在籍しており、適切なサポートを受けることができます。
「20代」「ミドル」というった年代や「ハイクラス」「女性」など属性に特化した転職エージェントでは、その部分に特化した経験をもったキャリアアドバイザーが対応してくれるため、自分の経歴に合った手厚いサポートが受けられます。
それぞれ自分の経歴や希望条件に合う転職エージェントを活用することで、信用できるキャリアアドバイザーからのサポートを受けることが可能です。
転職エージェントをフル活用するための方法
転職エージェントをフル活用するためには、転職希望者自身の使い方も非常に大切です。
転職エージェントの活用を成功させたい場合は、以下のようなポイントに沿ってエージェントを活用するとよいでしょう。
転職意欲をアピール&希望条件を明確に
キャリアアドバイザーに、転職意欲の高さをアピールすることは非常に重要です。「良い求人を紹介して、求職者と企業につなげたい」と思ってもらうことがポイントです。意欲の高さを伝えることで、手厚くスピーディーに対応してくれるでしょう。
また、キャリアアドバイザーとの面談時に、希望条件を明確にしたうえで、しっかり伝えましょう。「なんとなく」で伝えてしまうと、キャリアアドバイザー側も求職者のニーズをうまく汲み取れず、認識のずれが生じます。
書類添削サービスを利用する
職務経歴書や履歴書などの書類添削サービスは積極的に利用しましょう。
職務経歴書は企業にとって、「自分の会社が求めている人材なのか」判断するための材料です。選考において、非常に重要なものです。そもそも書類選考を通過しないと面接が受けられないという企業も多いです。
転職エージェントに書類の添削をしてもらうことで、以下のようなメリットがあります。
書類添削のメリット
- 自分では気づくことのできなかったミスを発見できる
- 客観的な意見をもらえる
面接練習をしてもらう
面接練習をしてもらえる場合も活用するのがおすすめです。
転職活動をするうえで、企業との面接は避けては通れません。また、「面接が苦手」という方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントに面談練習をしてもらう以下にメリットを紹介します。
面接練習のメリット
- 面接時の効果的な伝え方が身につく
- 自分では気づきづらいアピールポイントを見つけることができる
転職エージェントは企業側の「どういう人材がほしいか」という点を踏まえて模擬面接をしてくれます。その中で、自分自身が意識的に伝えようとしていなかったスキルや経験が、企業側の求めていることとマッチしている場合、それは大きなアピールポイントになります。
プロ目線で面接を見てもらうことで、あなたのアピールポイントがさらに見つかり、転職活動成功へ繋がる可能性が高くなります。
推薦状を書いてもらえる場合も
転職エージェントによっては、推薦状を書いてもらえる場合があります。活用できる場合は、お願いしましょう。
推薦状には、求職者の強みや人柄などアピールポイントを記載した内容を企業にメールで送ったり、企業に別紙として提出したりするものです。
求職者自身が記載した職務経歴書では伝わりきらない部分を、転職エージェントというプロから見たアピールポイントを伝えることで、書類選考の通過率を上げる効果があります。
推薦状を書いてもらえる場合は、積極的にお願いしましょう。
転職エージェントがどうしても信用できない人向けの転職方法
ここでは、転職エージェントがどうしても信用できないと感じた人向けに、エージェント以外の転職方法を紹介していきます。
転職エージェントを使わずに転職活動をする場合、具体的には以下のような方法があります。
上記の仕組みについて、詳しく解説していきます。
転職サイト
転職サイトは多様な業界や職種の求人を掲載しており、求職者自身が、希望条件に合った求人に直接応募することが可能です。
転職サイトのメリット
- 求人数が多い
- 登録したらすぐに応募できる
- 転職活動を自分のペースで進められる
- 転職先をじっくり時間をかけて決定できる
- 登録しても「面談しませんか?」などのしつこい電話がこない
- 自分のことはすべて自分できめることができる
転職サイトのデメリット
- 転職活動に関する相談がプロにできない
- 客観的なアドバイスをもらいにくい
- 応募が殺到するような人気求人が掲載されていない場合がある
- 面接練習や書類添削などのサービスを利用できない
- 給与などの条件交渉を自分で行う必要がある
- 転職エージェントが求人を出しているケースもある
転職サイトの中でも、さらに細かく分けると以下の2つに分類できます。
- 応募・スカウト混合型
- スカウト専門型
以下で、それぞれ解説していきます。
応募・スカウト混合型
応募・スカウト混合型は、自分で直接企業に応募もでき、また、サイト登録後にあなたに興味をもった企業からスカウトを受けることもできます。
※スカウトとは、経歴やスキルなどの登録情報をもとに企業側から選考を受けないかと提案を受けられるサービスです。
応募・スカウト混合型は、自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです。特にスピーディーに進めたい人にとっては即日応募が可能なため、向いています。
スカウト専門型
スカウト専門型は、最近数が増えてきているサービスです。求職者側からの企業への直接応募はできず、登録後にスカウトを待つスタイルです。以下のようにサービス毎に、セグメントが切り分けられているのが特徴です。
- ハイクラス人材専門
- 若手ハイクラス人材専門
- ハイクラスマーケティング人材専門
- エンジニア専門
- スタートアップ系など
企業HPから直接応募
企業のホームページから直接応募するのも、転職方法の一つです。
業界のことを熟知していて、自分自身で優良企業が見極められている場合や、働きたい企業が明確な場合は、直接応募をするとよいでしょう。
企業側からみても、「業務内容に関心があり志望度が高い」という点で、転職エージェントや転職サイト経由に比べて自社への入社意欲の高さを感じやすく好印象を持たれやすいです。加えて、転職サービスに支払う費用も発生しないので、場合によっては選考通過率が高まる可能性もあります。
知り合いの紹介(リファラル採用)
リファラル採用とは、社員である知人や友人を会社に紹介してもらう手法のことです。
人材採用費がかからない点やある程度信頼のおける人物だということが担保されている点、企業側と人材のミスマッチが起こりにくい点から、最近は多くの企業で取り入れられています。
友人と会った際に仕事やこれからのことについて話をしておくことで、ビジネスへのお誘いを受けるチャンスが広がります。
企業によっては、紹介者と入職者それぞれにリファラる採用におけるお祝い金のようなものが支給されるケースもあるので、もし機会があればその会社の制度を詳しく確認しておきましょう。
ヘッドハンティング
ヘッドハンティングとは、企業が求める人材をヘッドハンティング会社がリサーチし見つけ出し、選考を受けてみないかと直接アプローチする採用手法です。基本的にCXOなどハイクラスな人材が対象となります。
これまでは、ヘッドハンティングというと、ある日突然会社に電話がかかってきて、「あなたに選考を受けてほしいのですが、、、」というお誘いを受けるケースが多かったです。(今でも時々あります。)したがって転職者側でヘッドハンティングを受けるためにできることはありませんでした。
しかし、現在では登録型のヘッドハンティング型転職サービスが登場しており、ヘッドハンティングを受けるチャンスを自らの力で広げることができるようになりました。Linkedinをはじめとする、SNSに登録し自身のポジションや実績、経歴を記載することでも、ヘッドハンティングを受けるチャンスが広がります。
また、ヘッドハンティングされる対象も広がり、幹部としての採用だけではなく、幹部候補や現場のリーダー、経験者など経歴によっては企業にニーズがあればヘッドハンティングされることもあります。
ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワーク(公共職業安定所)とは、厚生労働省が提供する転職サービスです。全国各地に施設があります。転職先の求人紹介が受けられるだけでなく、職業相談や就職対策の支援が受けられます。
ハローワークのメリットは、とにかく求人数が多いことです。理由として企業側はハローワークに対して無料で求人が掲載でき、採用時の手数料も特にかからないからです。幅広い選択肢から仕事を探したい人に向いています。また、ハローワークは公的機関のため、就職や転職への圧力が転職エージェントに比べて少ない点も特徴といえるでしょう。
ただし、ハローワークに登録されている求人は、地方の中小企業が中心です。地元就職を希望している方にはおすすめですが、大手で働きたい人、好条件な求人を探している人、スキルや能力が高い人にはあまり向いていないと言えます。
ハローワークに行って、求人を探すだけなら特に予約は不要です。求人紹介を受けたい場合、職業相談をしたい場合は、求職者登録と日程予約が必要です。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは、第三者を介さず、企業側から求職者に直接アプローチする採用方法です。
ここまで紹介してきたヘッドハンティングやスカウトの総称です。
最近は長期的に人手不足が続いていることもあり、ダイレクトリクルーティングが企業に広がりを見せています。
転職エージェントの「信用」に関連するよくある質問
ここでは、転職エージェントの信用面に関するよくある質問に対して、Q&A形式でお答えしていきます。以下のような質問に対する回答をご用意しています。
- 転職エージェントは年収の何割くらい報酬を得てるんですか?
- 転職エージェントが全く役に立たないのですが、、、
- 転職エージェントの話はどこまで信用すべきですか?
- 転職エージェントが嘘をついているような気がしてなりません、、
転職エージェントは年収の何割くらい報酬を得てるんですか?
転職エージェントが得る採用決定した際の成功報酬として、内定者の年収の20%~30%の紹介手数用を受け取るのが一般的です。
たとえば、成功報酬3割転職エージェント経由で、年収500万円の人採用したとしたら、企業が支払う成功報酬は150万円(500万円×30%)となります。
転職エージェントのビジネスモデルは、このように企業から成功報酬を受け取る形式が一般的となっており、求職者は無料で利用することが可能です。
>転職エージェントはなぜ無料なのか?ビジネスモデル解説はこちら
転職エージェントが全く役に立たないのですが、、、
「相談しても適当なアドバイスをされる」「希望条件をしっかり伝えているのに求めていない求人紹介をされる」といった理由から転職エージェントを利用しても意味がないのでは?と感じる方も少なくありません。
原因としては、転職エージェントに以下の問題があるからです。
- 知識が不足している
- 経験が浅い
転職エージェントとしての知識が不足していると、アドバイスが適当になります。その結果、自分で求人を探す羽目になってしまうのです。
また、新人などで経験が浅いとその分的確なアドバイスができません。たどたどしい対応から「大丈夫かな?」と不安になるケースがあります。
担当キャリアアドバイザーに不安感を抱いたら、まずは担当を変更してもらいましょう。変更してほしい理由を明確化して伝えることが重要です。担当変更しても、意味がない場合は他の転職エージェントに切り替えるのも手です。
転職エージェントから連絡が来なくなりました、、、
相談や確認依頼の連絡をして返信を待っているが、「連絡がこないまま放置された」というケースも実際にあります。
連絡がつかない原因としては、以下2つが考えられます。
- キャリアアドバイザーが忙しく、連絡まで手が回っていない
- 求職者の意欲が低くやる気が感じられず、キャリアアドバイザーの中で優先順位が低くなっている
どちらの理由にしても、連絡が返ってこないと転職活動がスムーズに進まず不安に感じますし、ストレスですよね。キャリアアドバイザーから2日以上経過しても返信がこない場合は「連絡が遅い」と判断して良いでしょう。
連絡がつかない場合、まずは、電話もしくはメールでキャリアアドバイザーに連絡を入れましょう。それでも連絡がつかない、返信が遅い状況が続くのであれば、担当キャリアアドバイザーを変更してもらうことが賢明です。
転職エージェントが嘘をついているような気がしてなりません、、
通常、嘘をついて対応してくる転職エージェントはいません。しかし中には、転職エージェント側に都合の良い嘘をつき、強引に求人に応募させるというキャリアアドバイザーもいます。
転職エージェントは、求職者が企業に入社すれば、企業側から成功報酬を得られます。その利益のために、求職者に嘘をついて転職活動のサポートをしているといったこともあるのです。
嘘の内容としてよく挙げられるのが、以下です。
- 根拠がないにもかかわらず、内定確実と嘘をつく
- 求人内容(年収、業務内容、勤務形態など)
嘘をつかれたとわかった時点ですぐに他の転職エージェントに切り替えましょう。
まとめ
「転職エージェントに嘘をつかれた」「連絡がないまま放置された」などの理由で、転職エージェントが信用できないと感じている方も少なくありません。
転職活動は人生の転機となる重要なイベントです。転職活動を成功させるためには、転職エージェントの担当者が信用できるのか、自身の目でしっかりと見極めることが重要となります。
自分自身での情報収集を怠らず、自分に合った信用できる転職エージェントをうまく活用して、転職活動を成功させましょう。