主婦が宅建資格に独学で合格出来るのか?おすすめ勉強方法を解説

主婦でも宅建士に独学合格は可能か?おすすめの勉強方法を解説!
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「主婦で時間もないけど、宅建独学で合格できるのかな……。」

宅建の資格に興味はあるけど、合格できるか不安でなかなか行動に移せないでいるという主婦の方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、宅建は主婦でも独学で合格可能です!

なぜなら、筆者である私も資格も特になし・未就学児の子供が2人いるごく普通の主婦でしたが、2022年に独学で一発合格できました。

この記事では、「主婦でも宅建に独学で合格できる理由」や「主婦や子育てママにおすすめの宅建独学勉強法」を私の経験を基に解説しています。

  • 主婦だけど宅建を取ってまた仕事に復帰したい!
  • 子育てで時間がないけど、独学で宅建に合格したい!
  • 宅建試験に挑戦したいけど、独学で勉強が続けられるのか不安

こういった方に参考になる記事となっています。

ぜひ、この記事をきっかけに宅建試験に挑戦してもらえたら嬉しいです。

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目次

主婦でも宅建に独学で合格できる理由

まず、主婦でも宅建に独学で合格できる理由を解説していきます。

主婦でも宅建に独学合格できる理由
  • テキスト・問題集が手に入りやすい
  • YouTubeで解説講義が見られる
  • アプリやネットでも過去問が解ける
  • 簡単ではないけど超難関ではない

順に詳しく解説していきますね。

テキスト・問題集が手に入りやすい

宅建のテキスト・問題集は書店・ネットで簡単に手に入ります。

そして、本屋さんに行くと必ず「宅建コーナー」が設けられています。

書店によっては棚一面に宅建の教材で埋め尽くされているところも少なくないほど、数多くの宅建のテキスト・問題集・模試などが販売されています。

テキストはネットでも購入できますが、まずは口コミなどを参考に人気のものを何冊かピックアップして、実際に書店に行ってパラパラ見て比べてみるのがおすすめですよ。

テキストは合否に直接関わってくる重要アイテムですので、「自分はこれならやる気が出そう!」「理解しやすい」など、自分にあったものを選択しましょう。

テキストも3,000円以上はしますので、あとで買い直しを防ぐためにもテキスト選びは慎重に行ってくださいね。

YouTubeで解説講義が見られる

独学というと以前まではテキストで黙々と勉強するイメージでしたが、今はYouTubeが発達していることで手軽に解説動画を見ることができるので、独学のハードルも下がっています。

通信講座のように細かくていねいに解説してくれている訳ではありませんが、ただテキストだけを見て勉強するよりはるかに理解度が増し、なおかつ、楽しく学ぶことができます。

おそらく、私もYouTubeがなかったら独学での合格は難しかったと思います。

宅建の解説講義もたくさんありますので、自分がわかりやすい・見やすいチャンネルを2.3個に絞ってチャンネル登録し、難しいところや頻出項目を繰り返し見ることがおすすめですよ。

アプリやネットで過去問が解ける

宅建は過去問アプリも充実していてダウンロードすれば無料で利用でき、すぐその場で問題を解くことが可能です。

そのため、通勤途中の電車の中・病院の待ち時間・家事の合間・夜寝る前など、ちょっとしたスキマ時間に気軽にスマホで過去問演習ができます。

もちろん、紙の問題集を購入して解くことが大切ですが、時間が取れないときや気持ちがちょっとしんどい時は机に向かうのもしんどいですよね。

そんな時はムリせず、アプリでポチポチ過去問を解くだけでも全く勉強しないよりは良いですし、精神的にもラクに取り組めます。

このように、アプリを利用してスキマ時間に勉強できたり、気軽に負担なく勉強できるのも独学が継続できる理由となります。

簡単ではないけど超難関でもない

宅建は学歴や性別・年齢制限もなく、だれでも受験できる国家資格です。

資格名勉強時間の目安
司法試験3000~8000時間
公認会計士4000時間
税理士3000時間
司法書士3000時間
弁理士3000時間
宅建500時間
難関国家資格の勉強時間目安

上記の他難関資格と比較すると、宅建がその中では簡単であるというのは一目瞭然ですね。

1日2時間勉強しても難関資格の場合は数年かかりますが、宅建は半年ほどの勉強期間で済むという計算になります。

そして、内容も基礎問題がほとんどで難しい問題ももちろん出題はされますが、解けなくても基礎問題さえきちんと得点できれば合格できる試験です。

このような点から、宅建はある程度勉強期間が必要でそれなりに勉強しないと合格はできませんが、普通の人でも挑戦しやすく「簡単ではないが超難関でもない国家資格」だといえます。

宅建の難易度と合格に必要な勉強時間

では、ここからは詳しい「宅建の難易度」と「合格に必要な勉強時間」について詳しく解説していきます。

宅建の難易度

先程、「宅建は簡単ではないが、超難関ではない」と説明しましたが、宅建の実際の難易度について詳しくみていきましょう。

受験者数毎年20万人以上
合格率15~17%
合格点35/50点前後(正答率70%以上)
※毎年合格基準点は変わるのであくまで目安
偏差値50~56(日本大学・駒沢大学に相当)
出題範囲宅建業法
権利関係(民法)
都市計画法

その他
宅地建物取引士の国家試験難易度

このように、宅建試験は10人中1人しか合格できない試験なので、簡単な資格試験ではないことはわかりますね。

また、宅建試験は範囲が広いことが難しい理由ともされています。

出題範囲は大きく5つの分野に分かれており、なおかつ「民法」が試験範囲となっています。

民法とは、私たちひとが生活する上で基本となるルールのことなのですが、それを法律として難しく書かれているので法律を学んでいない普通の人にはとっつきにくい内容です。

しかし、この民法を学ぶことは日常生活において非常に役立つ知識になりますし、民法を取り扱う法律系資格の中では宅建は登竜門とされていて、そこまで難しい内容は出題されません。

そして、他の国家資格と比べると宅建の合格率は高く(行政書士は10%前後・司法書士は4~5%)、宅建は国家資格の中では「簡単」な位置づけであり、受験資格もなく誰でも頑張れば取れる国家資格なので、とても人気な資格となっています。

不動産三冠資格(トリプルクラウン)と取得難易度はコチラで解説!

宅建合格に必要な勉強時間

宅建試験合格に必要とされている勉強時間は300~500時間とされています。

1日2時間勉強すると仮定すれば、半年間ほどの勉強期間となりますね。

ただ、主婦の方は「1日2時間もまとまって勉強時間なんて取れない!」という方がほとんどのはず。

そのため、主婦や子育て中の人は以下のように勉強計画を立てることがおすすめです。

主婦の勉強時間確保のコツ
  • 早い時期から宅建の勉強を始める
  • スキマ時間を利用して勉強する

筆者の私も宅建受験期は子供が2歳と4歳。

上の子は幼稚園に行っていましたが、下の子はまだ自宅保育をしている時期でした。

そのため、私は勉強できない日も想定して勉強期間を多めに取り(約10ヶ月)、1月から勉強を開始しました。

このように、私も「自分時間」というのはほぼない状態でしたが、

  • 子供が静かに遊んでいる時
  • 子供が昼寝している時
  • 家事の合間
  • 子供が寝たあと

このような時間を利用して勉強をしていました。

1回あたりの勉強時間は15分できれば良いほうでしたが、これを1日数回繰り返せば、1時間~2時間勉強したことになります。

そして、むしろ「時間がない」ということが逆に功を奏し、集中して勉強できたように感じます。

このように、時間のない忙しい主婦や子育て中のママの方は、以下のやり方で宅建に合格できる勉強時間を確保するという方法がおすすめです。

主婦の宅建学習時間の確保方法まとめ
  • 早くから勉強を開始する
  • 宅建勉強を習慣化する
  • 1回の勉強時間は10分~15分を数回行う

主婦におすすめの宅建独学勉強法

では、ここからは具体的な宅建の勉強方法について解説していきます。

主婦におすすめの宅建独学勉強法4選
  • YouTubeをフル活用する
  • 分野別過去問題集を完璧に仕上げる
  • 模試を受ける
  • 毎日宅建試験に触れる

私のような普通の主婦でも実践できた内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!

YouTubeをフル活用する

これは私も非常に驚きましたが、YouTubeには有料級の宅建講義がたくさんアップされています。

「これ、無料で見られていいの?」「通信講座や資格学校は大丈夫なの?」と心配になるほど非常に有益なものが多いです。

そのため、宅建を独学で学習するなら、このYouTube講義を使い倒しましょう。

不動産についてよくわからない・法律も勉強がしたことがないという人は、テキストを読んでいても用語の意味さえわからないものもありますし、テキストの解説を読んでも理解できないということも出てきます。

そういった際にYouTubeで検索すれば大抵の解説講義が出てきますので、独学でもほとんどの場合解決できますよ。

また、宅建試験間近になるとライブ講義をやってくれる宅建チャンネルもあり、その時はチャット形式で直接講師の方に質問できる機会がある場合もあります。

また、常時コメント欄で質問を受け付けいるチャンネルもありますので、「どうしても答えが見つけられない」という時は、どんどん利用してみましょう。

分野別過去問題集を完璧に仕上げる

宅建は過去問がベースとなっている試験です。

これは、非常に重要な点なので、勉強始める前から試験直前期までしっかり覚えておいてください。

どういうことかというと、

  • 重要問題は毎年変わらず出題されている
  • 本試験の出題内容や傾向を把握できる
  • 結局基礎問題が大切

上記点が理由であり、過去問を制覇することは宅建試験対策になります。

そして、同じ受験者であるライバルたちも、過去問は徹底的に攻略して試験に臨んできます。

そのため、みんなが正解できる基礎問題は必ず正解できなければ合格は難しくなり、落とすことは許されないということなのです。

「基礎問題を落とすことは許されないなんて、すごいプレッシャー……・」

こう思うかもしれませんが、過去問を正しく活用して学習していれば本試験でも必ず解けるようになりますので、安心してくださいね。

そして、反対に、宅建試験はみんなが解けないような難しい問題は無理に覚えなくても良いということでもあります。

過去問にもほとんど出題されたことない難易度高い問題は、あえて無視してしまっても構いません。

それよりも繰り返しになりますが、みんなが解けるような基礎問題は確実に答えられるよう過去問を攻略することが、一番の合格の近道になります。

模試を受ける

一通り全範囲の勉強を終わらせたら、模試を活用してみてください。

私もそうでしたが、「過去問はだいたい正解できるし、私けっこう理解できているかも!」と思う人も出てくる頃です。

しかし、いざ模試を受けてみると「全然わからない」「難しかった」「得点できなかった」と、自信が喪失します。

どうしてなのかというと、過去問を繰り返していると、「こういう問題はこの答え」と知らず知らずに記憶してしまっていることが多く、その問題が意図している「本当の意味・内容・解釈」が不十分である場合が多いため。

このように、私みたいに自分を過信しないためにもこういった挫折経験も大切ですし、「自分の理解度」を確認するためにも、模試を利用することは非常におすすめです。

できれば、以下の3種類のタイミングで模擬試験を受けるとよいでしょう。

模擬試験を受けるべきタイミング
  1. 一通り勉強が終わった夏ごろ
  2. 1回模試を受けてブラッシュアップ後
  3. 直前期

上記のように本試験まで3回くらい受けられれば安心だと思います。

宅建模試には、➀資格学校で行っている全国模試(自宅受験・会場受験)、➁通信講座で行っている模試(自宅受験)、➂市販模試(自宅受験)の3つがあります。

宅建模試は気軽に自宅で受けられるものが多くありますが、1度は資格学校が開催している会場受験の模試を受けることがおすすめです。

なぜなら、会場受験の模試は本試験と同じ13時から開始されるものが多いので、本試験当日のスケジュールを組む練習になりますし、周りに人がいる環境で試験を受ける経験ができるため。

1度経験しておけば安心材料にもなりますので、私のような心配性の方には特におすすめですよ。

また、各資格学校や通信講座では無料模試も行っていたり、手軽な価格で受けられるものもけっこうあります。

こういったものもうまく利用して、自分の実力を測ってみてくださいね。

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毎日宅建試験に触れる

宅建試験に限ったことではありませんが、「習慣化する」ことが物事を継続するためには一番ラクな方法です。

すなわち、「宅建勉強を日常にしてしまう」ということです。

日常にさえなってしまえば、「やらないと気持ち悪い」「落ち着かない」と人は思うようになってきます。

私もそうでしたが、始めの数日・1週間くらいは気合いを入れる必要がありますし、めんどうくさい・しんどいみたいな気持ちも正直あります。

しかし、以下のようなことを数日間続けることで、案外「習慣化」できるものです。

・数ページだけテキストを読んでみる

・宅建のYouTube講義を1つ2つ見てみる

・とりあえずアプリで過去問を数問解いてみる

そして、気付いたころには少しでも時間ができたら「宅建の勉強しよう!」「10問だけ過去問解こう」「早く宅建の勉強がしたい!」こういった思考に私はなっていました。

ですので、始めは短い時間や少量からで良いので、毎日宅建に触れてみてください。

そして、宅建の勉強が習慣化・日常になってきたら勉強も楽しくなり、あとは合格に向けてひたすら繰り返し続けるだけなので、始めのうちだけ頑張ってみてくださいね。

宅建独学のメリット・デメリット

では、ここからは宅建を独学で勉強することの「メリット」と「デメリット」について紹介します。

宅建試験に独学で挑戦するメリット
  • 費用が安く済む
  • 自分の好きな時間・ペースで勉強できる
宅建試験に独学で挑戦するデメリット
  • 質問ができない
  • 自分で勉強スケジュール・教材を用意しなければならない
  • モチベーションの継続が難しい

詳しく見ていきましょう。

宅建独学のメリット

宅建独学のメリットは何と言っても費用が安く済むことです。

通信講座を利用した場合、平均5~7万円ほどが相場ですが、独学ならテキスト・過去問・模試代だけのため1~2万円ほど。

さらに、先ほど紹介したように講義も過去問も無料で利用できますし、フリマサイトでテキストも出品されていますので、うまく利用すればもっと費用を抑えることも可能です。

また、独学は勉強スケジュールも自分で自由に設定できるので、自分の好きな時間・勉強期間で進めることができるのが利点といえます。

宅建独学のデメリット

宅建のデメリットは「すべて自分で解決しなければならない」ことです。

わからないことがあっても質問できないので、自力で答えを導き出さなければなりません。

勉強の進捗が遅い・勉強の方法が間違っているなど、修正しなければならない場合も自分ひとりでは気付けず、そのまま突き進んでしまうリスクがあります。

また、独学で勉強するにあたってはそれ相応の我慢や節制も必要になってきますので、モチベーション維持が難しいです。

宅建の勉強期間は6ヶ月~1年間の長期戦です。

これまでスマホや動画、テレビを見ていた楽しい時間を半年間以上も宅建の勉強時間に充てなくてはなりません。

そして、仕事や子供のイベントなどでどんなに忙しくても、宅建の勉強する時間をなんとか捻出しなければなりません。

そのため、宅建独学を継続・成功させるには「宅建に合格する目的」や「どうしても宅建を取りたい理由」が必要になってきます。

モチベーション維持するためにも「やる気」が非常に大切ですので、宅建を取りたい理由を自分の中で明確にすることが、独学継続には必要となってきます。

>スタディングの宅建講座は独学派にもおすすめ

主婦が宅建に独学で合格できるのか・おすすめ勉強方法まとめ

宅建は正しい勉強をすれば誰でも合格できる国家資格です。

主婦の方でも小さいお子さんがいるママでも、1日のスキマ時間を使って勉強すれば独学でも取得可能です!

この記事が「独学で宅建に挑戦しよう!」という主婦の方・小さなお子さんがいるママの後押しになれたらうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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