転職エージェントから電話面談の案内があり、「どんな準備をすればいいか?」「電話だけで十分なのか?」と疑問・懸念点を感じた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、上記の疑問や不安が解決できるように「転職エージェントの電話面談」について、以下のような観点から詳しく解説していきます。ぜひご一読ください!
この記事で分かること
- 電話面談のメリットやデメリット(対面・WEB面談との比較まで)
- 転職エージェントとの電話面談の流れや必要な準備
- 電話面談の成功ポイント
転職エージェントの電話面談のメリットを対面面談・WEB面談と比較
ここでは、転職エージェントの電話面談のメリットを、他の面談形式と比較しながら紹介していきます。
電話面談には、以下のようなメリットがあります。
電話面談のメリット
- 電話面談なら移動がないので無駄な時間がかからない
- 面談時間の融通がきかせやすい
- webカメラの準備が必要ない(内容はWEB面談と変わらない)
電話面談なら移動がないので無駄な時間がかからない
電話面談のメリットの一つ目は、無駄な移動時間がないため、効率的に面談を受けられる点です。電話なので、自宅や外出先など、場所を問わず実施できます。遠方に住んでいる場合でもエージェントサービスが受けられる点もメリットといえるでしょう。
対面面談の場合だと、転職エージェントの事務所に行く必要があります。無駄な移動時間に加えて、交通費などがかかる点もデメリットと言えるでしょう。
転職活動は書類の作成から面接準備・練習、希望条件に合った求人探しなど、やることがたくさんあります。特に現在の職場で働きながら転職活動をするのは時間が限られるため、効率的に進める必要があります。
そんな中、無駄に時間がとられないのは、電話面談の大きなメリットと言えるでしょう。
面談時間の融通がきかせやすい
電話面談のメリットの二つ目は、時間調整の融通がきかせやすい点です。
多くの転職エージェントにおいて、電話面談やWEB面談は対面の面談に比べてやや時間が短く設定されています。理由として、「オフィスで出迎える」「席に案内する」といった対面面談だと発生するようなフローが、電話面談にはないからです。
面談時間が短いことで、時間調整がしやすい点、隙間時間で進められる点など、さまざまな利点を得られます。
所要時間は30分~90分とエージェントサービスによって幅があります。中には10分で終わるところ、反対に120分間綿密に行うところもあります。
また、時間が短いからと言って面談内容が薄いかというと決してそうでもありません。前述の通り、電話面談は対面面談にある「オフィス出迎え」「席案内」といった工程がないだけで、同じ内容をより効率的に行えているのです。
webカメラの準備が必要ない(内容はWEB面談と変わらない)
電話面談のメリットの三つ目は、webカメラの準備が必要ない点です。
WEB面談の場合、webカメラの準備だけでなく、カメラをパソコンに接続し初期設定などを行う必要もあります。現職でweb会議を頻繁にする人にとっては簡単な作業ですが、今までしたことない人は、うまくできるかやや不安ではないでしょうか。
実際、慣れていない人がやると、web会議が始まってみたら「音が聞こえない」、「カメラが映らない」といったトラブルが頻繁に発生します。トラブルがあると人によっては面談でのパフォーマンスが落ちてしまう可能性もあります。
そういったトラブルの少なさも電話面談のメリットといえるでしょう。
転職エージェントの電話面談のデメリット
ここまで、転職エージェントの電話面談のメリットについて紹介してきました。
続いて対面やWEB面談に比べたデメリットについて紹介していきます。
電話面談のデメリット
- 対面やWEB面談に比べると情報が伝わりにくい(特に未経験の職種)
- 書類(履歴書・職務経歴書)添削が口頭ベースだとややわかりにくい
電話面談のデメリットとしては、上記の2点が挙げられます。以下に詳しく解説していきます。
対面やWEB面談に比べると情報が伝わりにくい
電話面談のデメリットの一つ目は、情報がやや伝わりにくい点です。電話は音声だけでのコミュニケーションです。身振り手振りも交えて話せる対面やWEB面談に比べると、情報の伝わりやすさは劣ると言えるでしょう。
そのため、エージェントサービスによっては初回だけ対面かwebというところもあります。
また、相手の表情や反応も見えないので、感情や理解度を声だけで判断する必要があります。電話に慣れていない人だと、話がなかなか伝わらないといったことがよく起きます。
加えて、声だけでのやり取りですと自身の人柄の部分も伝わりにくいと言えます。皆様も電話だと少し嫌な感じがするけど、実際に会ってみるとすごくいい人だったといった経験があるのではないでしょうか。
未経験の職種や業界だとなおさら伝わらない
電話だと情報が伝わりにくい点は、未経験職種・業界への転職だとなおさらです。
未経験職種・業界への転職の場合、自身とエージェント側で業界への理解度に大きな差がある場合があります。
実際転職者が希望している働き方と希望している職種の本当の働き方にギャップがあることもしばしばです。
その点、言葉だけで情報を伝える必要のある電話面談では、理想の条件や働き方を転職エージェントに理解してもらうのがやや難しいケースもあると言えるでしょう。
書類(履歴書・職務経歴書)添削が口頭ベースだとややわかりにくい
電話面談のデメリットの二つ目は、履歴書や職務経歴書といった書類の添削がややわかりにくい点です。
転職エージェントは、サービスの一貫で書類の添削をしてくれます。
対面やWEB面談ですと実際に転職者が作成した書類を一緒に見ながら、説明を受けられます。一方電話面談の場合は、口頭で書類のどこが良くて、どこが悪かったのかといった説明を受ける必要があり、ややわかりにくいと言えるでしょう。
転職エージェントと電話面談するときの流れと聞かれること
ここでは、転職エージェントの電話面談の流れを説明します。
電話面談は、一般的に以下の流れで進みます。
電話面談の流れ
- ⓪日程調整
- ①挨拶・アイスブレイク
- ②簡単な自己紹介
- ③転職活動に関する各種質問
- ④キャリアアドバイザーに対して転職者が逆質問
上記はあくまでごく一般的な転職エージェントにおける電話面談の流れとなるため、ケースによっては異なるので注意しておきましょう。
⓪日程調整
電話面談にあたり、まずは日程調整を進めます。
エージェントサービスに登録後、最初に日程調整を行う流れが一般的です。
日程調整は登録後にエージェントからかかってくる電話で行う場合や、自身でエージェントの用意する予約画面から選択するパターンがあります。
日程調整にあたり、電話面談ができる時間帯が気になるという方も多いのではないでしょうか。一般的には、10時~20時の間で予約をとれる転職エージェントが多いです。
ただし、仕事終わりの面談枠である18時以降は人気のため、少し先の日程しか予約できない場合もあるのでご注意ください。
①挨拶・アイスブレイク
さて、いよいよ電話面談開始です。
まずは簡単な挨拶とアイスブレイクが行われます。
アイスブレイクとは、転職者がより話しやすくなるように、世間話や雑談を行うことを意味します。
この時点から、人柄や話し方の印象をエージェントに見られます。第一印象がよいと、企業への推薦も積極的にしてもらえますので、ハキハキと話すことを意識するとよいでしょう。
また、電話している際の姿勢や表情も声色に乗るので、姿勢を正し、笑顔で話すとよいでしょう。
②簡単な自己紹介
続いて、簡単な自己紹介を行います。
転職エージェントサービスの申し込み時に、プロフィールシートを入力しているケースが多いかと思います。基本的には、そこで入力したプロフィールシートの内容に沿って確認が行われる形式が多いです。
内容に齟齬があると悪印象なので、当たり前ですがプロフィールシートに嘘を書いてはいけません。
③転職活動に関する各種質問(聞かれることリストも紹介)
プロフィールの確認後は、転職活動に関する各種質問が、キャリアアドバイザーによって行われます。ここが、電話面談の本番と言えるでしょう。
では、キャリアアドバイザーとの電話面談ではどんなことが聞かれるのでしょうか?
電話面談でよく聞かれることリスト
よく聞かれる質問内容をリストアップしました。電話面談前に確認して、是非参考にしてみてください。
電話面談でよく聞かれる質問一覧
- 転職時期はどれくらいになりそうか(いつごろ入社できるか)
- 現在の職場を退職できるのはいつになるか
- なぜ転職を考えているのか
- 転職先に求める希望条件
- これまで培ってきたスキルや経験・実績
- 成果を出すにあたっての考え方
- 成果を出すためにこれまで取ってきた行動
- 現在の年収・希望の年収
- 強みや弱み
- 長所・短所
特に、転職理由と転職先に求める希望条件に整合性があるかどうかは、この先の面接でも重要になってきます。
上記の質問内容は、自身に本当にマッチした転職先を見つけるうえでも重要な点になります。そのため、電話面談前に改めて振り返っておくとよいでしょう。
④キャリアアドバイザーに対して転職者が逆質問
最後に転職者側から、キャリアアドバイザーに対して逆質問ができる時間が設けられています。
転職先の業界のこと、現在の転職市場のこと、今後のスケジュール感など、気になることを質問してしまいましょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、転職を進めるうえでのパートナーです。あなたの転職成功がキャリアアドバイザーの成功でもあるので、親身になって質問に答えてくれます。
また、現在の自分の市場価値はどれくらいか率直な意見を求めてみるのもよいでしょう。
最後に今後のスケジュールの説明があり、電話面談は終了です。
エージェントとの面談を複数回するサービスもありますが、初回面談は多くの転職エージェントが上記のような流れとなっています。
電話面談後に求人紹介が始まる
ここでは、電話面談後のスケジュール感を簡単に解説します。
電話面談終了後の流れは、以下の通りです。
電話面談終了後の流れ
- 求人の紹介
- 気に入った求人への応募
- 書類選考~面接
以下に詳しく解説していきます。
①求人の紹介
電話面談の内容に基づき、求人の紹介が行われます。
求人の紹介数としては、大体5~20件程度です。
求人内容の確認を行い、希望にあっているかチェックしましょう。条件に合った求人が全くない場合や悪条件の求人が多い場合は、キャリアアドバイザーに別の求人紹介を依頼するとよいでしょう。
改善が見られない場合は、そもそも条件合致した求人をサービス側で持っていない可能性が高いため、エージェントを切るのもありです。
②気に入った求人への応募
気に入った求人があれば、応募を進めましょう。エージェントは自分たちのサービス経由で転職してほしいので、「最低10~20件は応募してください」と言われることが多いですが、そこは無視していただいても問題ありません。
スキルや実績、人柄にもよりますが、極論決まる人は1件の応募でも決まります。転職後に「違った、、、」とならないように、無理に条件に合わない求人に応募する必要はありません。
ただしあまり自信がない人やとりあえず保険に内定が欲しい人は複数応募してもよいでしょう。
③書類選考~面接
応募時には、書類選考のために履歴書や職務経歴書の提出を行います。
書類選考通過率を高めるために、転職エージェントの添削サービスも利用しながらベストな書類を作成しましょう。
書類選考を通過したら、面接です。エージェントでは面接練習も実施してくれる場合が多いので、活用しながら対策を進めるとよいでしょう。
企業によって選考フローが異なりますので、面接前にwebテストがある企業や面接が複数回ある企業など、様々です。
電話面談の結果が紹介してもらえる求人に大きく影響を与える
電話面談の結果次第で、紹介してもらえる求人が変わってきます。
こちらは、事前に必ず理解しておきたいことだと言えます。
「希望条件の明確度」、「求職者の印象・転職意欲」といった部分から、紹介してもらえる求人が良いものになるか、イマイチなものになるかが変わってきます。
条件に合う求人を紹介してくれるならいいですが、希望に合致しない求人の紹介ばかりになってしまうケースもあるのでご注意ください。
条件に合わない求人ばかりの場合は、電話面談が失敗だったともいえます。再面談や希望条件の変更希望をすることで改善チャンスもありますが、可能な限り失敗は未然に防いだ方がよいでしょう。
電話面談を失敗に終わらせないために、以下によくある失敗談を紹介していきます。
転職エージェントとの電話面談でよくある失敗談
ここでは、転職エージェントとの電話面談でよくある失敗談を紹介していきます。
代表的な失敗例としては、以下のような失敗が多いようです。
電話面談の失敗例
- 希望条件をうまく伝えられなかった
- 悪い印象を与えてしまった
- 担当者と相性が悪い
以下にそれぞれ解説していきます。
希望条件をうまく伝えられなかった
働き方や年収等の希望条件は、転職活動において非常に重要な要素となります。
そのため、希望条件をうまく伝えられていないと、キャリアアドバイザーとの間で認識の齟齬が生じ、紹介される求人が希望とズレてしまうため、注意が必要です。
悪い印象を与えてしまった
転職エージェントは企業から求人依頼を受けている立場なので、印象が悪い・評価の低い候補者を紹介するわけにはいきません。転職意欲が感じられない場合も悪印象につながる場合があります。
エージェントによっては、評価が低いと条件の悪い求人や不人気な求人ばかり紹介されるケースもあるので、注意しておきましょう。
担当者と相性が悪い
根本的に担当者と相性が悪いといったケースもあります。
評判の良い転職エージェントサービスでも、所属しているキャリアアドバイザーは多種多様です。優秀な方もいれば、新人であまり頼りない方もいるでしょう。また、パーソナリティーの部分で相性が悪いといったことも有ります。
そのような場合、コミュニケーションがちぐはぐになり、紹介される求人にズレが生じるケースがあります。
転職エージェントとの電話面談を成功させるポイント
ここでは、前章で紹介した失敗を防ぐためのポイントを紹介していきます。
転職エージェントとの電話面談を成功させるためには以下のようなポイントをおさえておきましょう。
電話面談を成功させるポイント
- 転職意欲をアピールする
- 面接のつもりで臨む
- 希望条件は明確に伝える
- 担当者と相性が悪い場合は遠慮なく変更を希望する
- 事前準備をしっかりと行う
上記のポイントを押さえておけば、転職エージェントの活用がよりスムーズになります。以下に詳しくポイントを解説していきます。
転職意欲をアピールする
電話面談を成功させるポイントの一つ目は、転職意欲の高さ・やる気をアピールすることです。
前提知識として、裏事情を説明すると、転職エージェントは転職者が入社した際に、報酬を企業から得るビジネスです。
そのため、転職意欲が高く、紹介した企業への入社確率が高い転職者に対しては、より積極的に動きます。
より手厚いサポートを受けるために、転職意欲のアピールは重要です。
面接のつもりで臨む
電話面談を成功させるポイントの二つ目は、面接のつもりで臨むことです。
キャリアアドバイザーだからといって、自分が顧客のつもりで横柄な態度を取ると印象は良くありません。転職エージェントは企業から委託を受けて、転職者をふるいにかけている存在とも言えます。そのため、悪い印象を与えると良い求人は紹介してもらえません。ただし、必要以上にへりくだる必要は全くありません。
もう一つ裏事情を説明すると、就職希望者が多い人気企業・有名企業は、そもそも「応募者が来ないから」という理由で、エージェント会社を利用してはいません。なかには、求人を一般公開売ると応募が集まりすぎて対応が出来ないので、転職エージェントに求職者の絞り込みを行ってもらうことを目的に契約している企業もあります。そのため、求人にマッチした候補者でないと、人気求人は紹介してもらえないケースが多いです。
条件の良い人気企業の求人を紹介してもらうためにも、面接のつもりで、スキルや実績を積極的にアピールするといいでしょう。
希望条件は明確に伝える
電話面談を成功させるポイント三つ目は、希望条件を明確に・具体的に伝えることです。
前述の通り、条件があいまいだと希望に合わない求人が多くなるでしょう。したがって、電話面談の前に以下のような点を整理しておくことが大切です。
電話面談前に整理すべき希望条件
- どんな働き方をしたいか(残業や勤務時間)
- 希望する職種
- 希望する勤務形態
- 転職希望時期
- 希望する年収や待遇
- 働きたい業界
上記のような視点から希望条件をある程度整理したうえで、電話面談に臨むとよいでしょう。また、自分自身でもはっきりしていない希望条件については、電話面談でキャリアアドバイザーと話しながらより言語化されることもあるので、自分一人で整理できる範囲で準備しておきましょう。
担当者と相性が悪い場合は遠慮なく変更を希望する
電話面談を成功させるポイント四つ目は、担当者との相性を考えることです。
相性が悪い場合は、遠慮なく変更を希望するとよいでしょう。担当者の変更はやや心苦しいですが、自身の転職を成功させることの方が大切です。
前述の通り、キャリアアドバイザーも入社したばかりの新人から、超優秀な社員までピンキリです。人柄も人によって様々でしょう。相性が良いと転職のスムーズさが変わってきます。
変更希望は担当者に直接伝えるのではなく、エージェントが用意する問合せフォームで行うとよいでしょう。
事前準備をしっかりと行う
ここまで、紹介してきた成功ポイントも踏まえたうえで、特に重要なのが電話面談前の事前準備です。
事前準備次第で、結果に差が生じてきます。どんな準備をしたらいいか、次章で詳しく解説していきます。
転職エージェントとの電話面談前にしておきたい事前準備
ここでは、転職エージェントとの電話面談前にしておきたい事前準備を解説していきます。
以下の項目に沿って進めるとよいでしょう
電話面談前の事前準備
- 転職理由や転職後のイメージを洗い出して整理しておく
- 転職先に求める希望条件をできるだけ考えておく
- 経験・経歴やスキルの棚卸・整理をしておく
- 電話面談時の周辺環境を整えておく(場所・通信環境など)
この事前準備の有無によって、転職エージェントとの電話面談の質は大きく変わります。出来る範囲で、しっかり準備しておきましょう。
転職理由や転職後のイメージを洗い出して整理しておく
「なぜ、転職がしたいのか」、「転職後にどうなりたいか」、転職の理由とその後の働き方を洗い出して整理しておくことが大切です。
転職理由と転職後のイメージがズレていると、入社後に「違った、、、」となってまた転職したくなるといった可能性も考えられます。また、転職後のイメージが明確かつポジティブなものだと、転職活動に対するやる気も変わってくるでしょう。
また、理由と希望に整合性があると電話面談だけでなくその後の面接でも好印象です。それぞれ洗い出して整理しておくとよいでしょう。
転職先に求める希望条件をできるだけ考えておく
前述の通り、転職先に求める希望条件を明確にしておくことは事前準備において重要です。
希望条件を考えるのは意外と難しいものです。特に、未経験の職種や業界の場合はなおさらでしょう。
ただし、できる限り条件について考えておくことで、事前に答えはでなくとも、キャリアアドバイザーと話しながら明確になる場合もあります。よく準備をしておくことが大切といえるでしょう。
経験・経歴やスキルの棚卸・整理をしておく
経験・経歴・スキルの棚卸と整理も行っておきましょう。
頭の中だけで行うのは難しいので、ノートやパソコンのドキュメントを使って、書き出しながら行うと良いでしょう。
特にどんな成果・実績を出してきたのかという視点は重要です。また、企業は成果の大きさ以上に、その成果を創出するに至るまでのアプローチをより重視しています。
どんな取り組み方で、仕事上の成果を出せたのか、改めて振り返ってみるとよいでしょう。
電話面談時の周辺環境を整えておく(場所・通信環境など)
電話面談を行う際の周辺環境を整えておくことも重要です。
周りの騒音がうるさい、通信環境が悪く音声が途切れ途切れ、といったことがあると、うまくキャリアアドバイザーとコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。印象が悪くなる場合もあります。
転職エージェントの電話面談に関するよくある質問
ここでは、転職エージェントの電話面談によくある質問に対して、Q&A形式でお答えしていきます。
電話面談前に一通りチェックして、疑問を解消した状態で臨みましょう。
転職エージェントの電話面談で絶対にやってはいけないことは?
転職エージェントとの電話面談で絶対にやってはいけないことは下記の通りです。
電話面談際にやってはいけないこと
- 予定の時間や約束を破る
- これまでのキャリアや実績、スキル面で嘘をつく
- 横柄な態度をとる、態度がそもそもよくない
- 転職意欲が低いととらわれる発言、行動をする
- 他に利用した転職エージェントを悪く言う
- 時間がオーバーしても話し続ける
- 無理なお願いをする
- 準備を一切しない
上記の行動をとってしまうと、転職エージェントから悪印象を持たれ、良い求人を紹介してもらえなくなる可能性があります。
転職エージェントとの面談は「より自分にマッチした求人と出会うため」の重要な場となります。
そのため、準備したうえで然るべき態度で臨むとよいでしょう。
転職エージェントとは電話面談するだけで十分?
結論からお伝えすると、多くの人は電話面談だけで十分と言えます。
電話面談も対面・WEB面談も内容は同じです。したがって、得られる結果もほぼ同等です。
ただし電話の場合、対面・WEB面談に比べると情報伝達のしやすさという点ではやや劣ります。未経験の職種・業界への転職を検討している際など、心配な場合は、初回のみ対面やwebで面談を実施してもらうと良いでしょう。
転職エージェントから電話が来ないのですが
転職エージェントから電話が来ない場合の理由と、対処法を紹介します。
電話が来ない、もしくは遅い理由としては下記が挙げられます。
- 自身の登録ミス
- 電話着信履歴の見落とし
- 電話面談実施に必要な登録情報を入力していない
- 転職エージェント側のミス
まずは、登録時の案内メール等を見返して、自身の登録に誤りがないか確認するとよいでしょう。そのうえで、自身に落ち度がなく転職エージェント側のミスと考えられる場合は、問合せフォーム経由で確認してみるとよいでしょう。
電話面談だと履歴書添削ってしてもらえない?
電話面談でも履歴書や職務経歴書の添削はしてもらえます。
ただし、対面に比べると実際の書類を指しながら、改善箇所の説明を受けられる分けではないので、ややわかりづらいというデメリットはあります。履歴書添削をして欲しい場合は、事前に希望を伝えたうえで対面かWEB面談を設定するとよいでしょう。
転職エージェントの電話がしつこいのですが
登録後すぐ、転職エージェントから電話がかかってくる、サービス利用開始後何度もかかってくるといった不満のある転職者は多いです。
登録内容が不足している場合や応募先企業から連絡が来ている場合などは仕方ないですが、無駄な要件で電話をかけてくるのはストレスですよね。
不快だと感じる場合は転職エージェントを利用せず、自分のペースで転職活動が進められる「転職サイト」の利用も検討すると良いでしょう。
転職エージェントの電話面談まとめ
この記事では、転職エージェントの電話面談について以下の点から解説してきました。
- 電話面談のメリットやデメリット(対面・web面談との比較まで)
- 転職エージェントとの電話面談の流れや必要な準備
- 電話面談の成功ポイント
電話面談はメリットも多く、しっかりと準備をして臨めば、理想の転職に一歩近づける手段となります。転職エージェントを利用する際には、この記事の内容を参考にしつつ転職活動を進めてみてください。