宅地建物取引士(通称:宅建士)とは、不動産取引にあたっての「重要事項説明」を独占的に行うことができる国家資格です。宅建士になるための試験の合格率は約15〜17%で推移しており、難易度の高い国家資格といえます。
宅建士の試験に合格するために、独学(市販の参考書や問題集を基本教材として学習すること)以外の選択肢のほかに、通信講座や予備校を利用するという選択肢があります。
ただ、宅建士試験対策の通信講座が多数提供されていることから、「どの通信講座を選べばいいの?」、「各通信講座の特徴は?」と気になる方は少なくないと思います。
この記事では、宅建士試験対策の通信講座の中でも評判の高い「スタディング」が提供する通信講座について、その特徴等について解説します。
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スタディングの宅建通信講座の基本情報
「スタディング」は、通信講座に特化した資格取得スクールです。
昨今はTVCMやWEB広告等を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
「スタディング」が提供する宅建士講座の基本的な情報は次表のとおりです。
スクール名 | スタディング(STUDYing) |
---|---|
運営企業 | KIYOラーニング株式会社 |
受講形式 | オンライン受講 |
受講料 | 14,960円~24,800円 ※再受講の場合は7,480円〜11,900円 |
合格実績 | 宅地建物取引士合格者数:1,085人 ※2023年度試験実績 |
公式サイトURL | studying.jp/takken/ |
スタディングの宅建合格実績の推移
スタディングの宅建士講座における合格者数はどの程度なのでしょうか。
直近3年間の合格者数の実績は次表のとおりです。
試験実施年 | 合格者数 |
---|---|
2021年 | 697人 |
2022年 | 859人 |
2023年 | 1,085人 |
上表を見ると分かるように、スタディングの宅建士講座受講者の合格者数は、年々増加(2021年~2023年実績)していることが分かります。
コスパ満足度の高いオンライン講座
スタディングの宅建士講座を受講した方へのアンケートによると、コスパ満足度は「96.0%」となっており、非常に高い満足度であることが分かります。
スタディングの宅建士講座の受講料は、最大でも24,800円となっており、他のスクールが提供する通信講座と比較しても安価であることから、高いコスパ満足度を実現しているといえます。
※2023/9/13~9/27実施のアンケート結果に基づく実績
※n数=677
スタディングの宅建通信講座の特徴
スタディングの宅建士対策講座の特徴は以下の通りです。
上記のスタディングの特徴について、詳しく解説していきます。
スマホ完結の質の高いe-learning
スタディングの宅建士講座の最大の特徴は、スマホやPC、タブレット等によるWeb「だけで」講座が完結することです。
講義や問題演習だけでなく、テキストもWebで閲覧することができます。
そのため、他のスクールが提供する通信講座と異なり、紙のテキストは、コースに付属していません。
図やイラスト豊富なフルカラーWEBテキスト
前述のとおり、スタディングでは、Webテキストが採用されています。
随所に図やイラストが散りばめられたフルカラーのテキストで、初学者の理解を助ける工夫が施されており、スマホで閲覧しやすいようにサイズ等が最適化されているのも特徴の1つです。
また、テキストには「マイノート」機能が装備されています。
「マイノート」とは、暗記ツールやテキストの貼り付けを行うことで、自分だけの復習ノートを作成することができる機能です。
苦手なテーマ、苦手な論点に活用することで、いつでも見返すことができ、苦手の克服に繋げることができるでしょう。
Webテキストにより、スキマ時間でも、スマホ1台で良質なインプットを行うことができるようになっています。
短時間視聴に適した講義動画
講義動画は、合格に必要な内容に絞って展開されます。
「ここは試験によく出ます」「試験ではこのように考えてください」など、講師が示しながら講義が進むため、効率よくインプットを行うことができます。
また、講義動画の再生速度は「0.5〜3倍」まで選択可能となっています。
学習の序盤は1倍で視聴して用語や制度の理解に努め、中盤から終盤には1.5倍や2倍の速度で視聴することで回転数を上げることができます。
倍速再生を活用すると、効率のよいインプットができるでしょう。
スマート問題集
「スマート問題集」とは、Web上で問題演習を行うことができる機能です。
講義ごとにスマート問題集が設定されており、すぐに講義の復習を行うことができます。
スマート問題集には、「練習モード」と「本番モード」があります。
いずれも○×形式の問題演習ですが、「練習モード」では、解答選択後すぐに解説が表示されるのに対し、「本番モード」では、全ての問題終了後に全体の採点が行われます。
「練習モード」で講義範囲を復習したうえで、「本番モード」で問題演習を行うのがよいでしょう。
また、「セレクト過去問集」という機能も存在します。
「セレクト過去問集」では、講義範囲に対応する過去問の演習を行うことが可能です。
「スマート問題集」とは異なり、4肢択一形式での出題となっています。
こうした問題演習機能を利用してアウトプットを行うことで、講義内容の復習と知識の定着を図ることができるのです。
学習レポート機能
「学習レポート」機能により、日々の学習状況が自動的に集計され、グラフと数値で表示されます。
レッスンごとの細かい単位で進捗を確認することが可能です。
毎日の積み重ねを視覚的に確認することができるため、モチベーションの維持、向上にも繋がります。
学習レポート機能をうまく活用して、進捗確認やモチベーションの維持、向上に努めましょう。
独自のAI機能が試験勉強をサポート!
スタディングの講座には、「AI」を活用した様々なサポート機能が実装されています。
以下では、「AI」を活用した各種サポート機能について解説します。
AI学習プラン
スタディングの宅建士講座では、「AI学習プラン」が導入されています。
「AI学習プラン」とは、受講者一人ひとりに最適な学習計画を、AIが個別に作成する機能をいいます。
受講者が1日に確保できる学習時間と、学習を開始する日を入力することで、AIにより、過去の受講者による膨大な学習履歴データの分析を行い、最も得点が伸ばしやすい試験日までのスケジュールを個別に作成することができるのです。
受講者は、AI学習プランを見れば「今日、何を、どこまでやればいいのか」が明確になっているため、学習の順番はもちろん、学習ペースに迷うこともありません。
AI学習プランの設定手順は以下のとおりです。
「標準学習フロー」と「過去問反復演習フロー」の2つから選択
学習フロー詳細はコチラ
標準学習フロー | 過去問反復演習フロー |
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基本講座、スマート問題集、セレクト過去問集、直前対策講座、合格模試を最適な順番で学習する。 短期合格を目指す方におすすめ | 基本講座、スマート問題集、セレクト過去問集、13年分テーマ別過去問集、直前対策講座、合格模試を最適な順番で学習する基本講座と問題練習で基礎力をつける。 その上で13年分の過去問演習でさらなる実力アップを図る。 初学者や、過去問をたくさん解きたい方、学習時間が長くとれる方におすすめ |
上記の手順を踏むことで、自分に合った学習プランがAIから提案されるのです。
また、学習プランに沿って学習を進めた場合の予想試験スコアや予想合格率も表示されるため、学習開始前にイメージを持つことができます。
作成された学習プランにおいては、学習開始日から本試験前日までの期間で、何月何日に、どのレッスンをこなすべきかが表形式で表示されるため、あとは、スケジュールに従い学習を進めていくことになります。
学習時間の確保状況により、プランを微調整しながら、スケジュールに沿って学習を継続することが重要となります。
AI実力スコア
スタディングの「AI実力スコア」では、以下のように「自分の実力をリアルタイムで確認」することが出来る機能です。
- 現在の試験得点予測をリアルタイムに把握
-
現在の自分の実力を「AI実力スコア」として予測今試験を受けた場合の実力をリアルタイムで把握可能
- 他者との比較が可能(自分の現在地が分かる)
-
全体スコア、科目別スコア、単元別スコアについて、全受講者中(過去1年間以内に学習した受講者中)の「自分の位置」が表示される
- 苦手な単元をすぐに復習可能
-
苦手な単元に関するレッスンや問題練習が表示され、すぐに復習が可能
「AI実力スコア」は、「自分が今、試験を受けたら、何点取れるのか?」を、AIを使って予測する機能です。
自分の実力を測るには「模擬試験」などのテストを受けるしかない、というのがこれまでの資格勉強でした。しかし、この「AI実力スコア」により、科目別・単元別の実力をリアルタイムで把握することができ、「この科目でどのくらい得点ができそうか」「苦手な単元はどこなのか」といったことが分かるため、効率的に学習を進めることが可能となります。
また、日々の学習により、スコアが上がっていくため、モチベーションアップにも繋がる機能となっています。
AI問題復習ガイド
「AI問題復習」は、AIにより、最適なタイミングで復習問題を自動で出題する機能です。「AI問題復習」の特徴は次のとおりです。
- 毎日、その日に解くべき問題が自動的に出題されるため、効率的な復習が可能
- 毎日、その日に解くべき問題が自動的に出題されるため、忘れることなく復習が可能
- AIにより、最適なタイミングで復習問題が出題されるため、効率的に実力アップが可能
- 理解度が低い問題から出題され、理解度が高くなるにつれて出題の間隔が長くなるため、効率的な学習が可能
この「AI問題復習」により、効率的に実力をアップすることができます。
勉強仲間とつながる独自機能
スタディングには「勉強仲間機能」という試験勉強仲間とつながるサービスがあります。いわゆるSNSのようなものになっており、次のようなことができるため、モチベーションを高めることができます。
- 勉強仲間をつくる
- 学習時間や学習内容の投稿する
- 「いいね」や「コメント」を交換する
この「勉強仲間機能」を使うことで、日々の学習における孤独感を払拭することができるため、上手に活用することが鍵といえます。
勉強仲間と励まし合ったり切磋琢磨したりすることで、一緒に合格を目指すことが出来るのは、WEBを活用した通信講座の醍醐味といえるでしょう。
独学では得られないモチベーションの保ち方になるので、自身のモチベに不安がある方は積極的に活用するとよいでしょう。
リーズナブルな受講料
リーズナブルな受講料は、スタディングの最大の特徴といえます。
宅建士講座のみならず、各講座において、他のスクールが提供する通信講座よりも受講料が安価となっています。
宅建士講座を見てみると、他のスクールの受講料が5万円を超える中、スタディングの受講料は最大でも24,800円と、破格ともいえる料金設定となっているのです。
スタディングの講座コースと受講料
スタディングの宅建士講座には、3つのコースが準備されています。それぞれのコースの受講料と講座の内容は以下表のとおりです。
講座名 | 受講料 | 講座の内容 |
---|---|---|
ミニマム | 14,960円 | 基本講座(動画講義、WEBテキスト)のみ利用でき、インプット学習に特化したコース。 |
レギュラー | 19,800円 | 動画講義、WEBテキスト、練習問題、過去問集といった基本コンテンツをすべて利用できるコースです。 |
コンプリート | 24,800円 | 基礎知識のインプットと問題演習のアウトプットに加え、模擬試験と直前対策、さらに講師に質問できる「Q&Aチケット」が10枚付いたコースです。 |
※全て税込み
「ミニマム」は問題集等が無く、最低限のインプットに特化したコースであることから、「まずは基礎だけ学びたい」と考えている初学者におすすめといえます。
「レギュラー」は、初学者から学習経験者まで、合格を目指す人に幅広くおすすめできるコースといえます。
「コンプリート」は、「Q&Aチケット」によるサポートもあることから、少しでも合格率を上げたい人や、初学者におすすめのコースといえます。
再受講の場合は割引価格
2023年度以前にスタディングの宅建士講座を受講している場合は、内容が更新された最新Verを特別価格で受講することができます。
再受講の場合の各コースの受講料は次表のとおりです。
講座名 | 受講料 |
---|---|
ミニマム | 7,480円 |
レギュラー | 9,500円 |
コンプリート | 11,900円 |
※再受講の場合も、各コースの内容は通常と同じです。
無料お試しも可能
コースの選択に悩む場合には、「無料お試し」で実際の宅建講座を体験するのがよいでしょう。
メールアドレスとパスワードを入力することで、すぐに「無料版」を利用することができます。
「無料版」では、「短期合格セミナー」と「基本講座」、「スマート問題集」、「セレクト過去問集」を1つずつ視聴することができるため、それぞれを体験したうえで、実際に受講するコースを選択するとよいでしょう。
合格お祝い制度有り!
スタディングの宅建士講座には、合格した場合の「合格お祝い制度」があります。
宅建士講座を利用し、試験に合格すると、Amazonギフト券3,000円分がプレゼントされるのです。
受講料自体が安価なうえ、合格した場合には「合格お祝い制度」があることで、受講者のモチベーションアップに寄与するものとなっています。
スタディングの宅建通信講座の安さの理由
スタディングの宅建士講座は、なぜ安価で提供できるのでしょうか。
それは、オンライン講座に特化することで「運営コストを可能な限り削減しているため」です。
通信講座といっても、他のスクールが提供する講座においては、テキストや問題集などの紙の教材が存在します。紙の教材があることで、発送する際の費用や在庫管理等を行う人材の人件費などの運営コストがかかります。
スタディングでは、オンライン完結の設計とすることで、運営コストを削減し、安価な料金設定を実現しているのです。
スタディングの宅建通信講座で学ぶ場合の流れ
スタディングの宅建士講座を受講する場合、どのような流れで学習をすればよいのでしょうか。
基本的な学習の流れは次のとおりです。
- 基本講座によるインプット
- スマート問題集によるアウトプット
- セレクト過去問題集による知識の定着
- 合格模試と直前対策講座による仕上げ
なお、個別の学習スケジュールについては、先述の「AI学習プラン」により作成可能です。
基本講座によるインプット
まずは、「基本講座」によるインプットを行います。「基本講座」では講義の視聴をメインに、該当部分のテキストを確認します。
最初の段階では、全てを理解する必要はありません。まずは科目全体を1周することを目指すのがよいでしょう。
スマート問題集によるアウトプット
次に「スマート問題集」によるアウトプットを行います。
基本講座でインプットした知識が理解できているか否か、一問一答形式の「スマート問題集」を行うことで確認していきます。
問題演習を通して、一つ一つの知識を丁寧に定着される意識を持つことが重要といえます。
セレクト過去問題集による知識の定着
「基本講座」と「スマート問題集」については、学習期間の早い段階で一通り完了させ、本試験と同じ4肢択一形式の「セレクト過去問題集」に着手しましょう。
「セレクト過去問題集」を行う場合は、4つの選択肢の中から適切な選択肢を選ぶことに重きを置くのではなく、1肢ずつの正誤判断を丁寧に行うことが重要です。
正しい、もしくは、誤っていると判断した際の「理由」が合っているかどうかに重きを置いて、演習を進めていきましょう。
合格模試と直前対策講座による仕上げ
直前期には、「合格模試」を受けてみましょう。
「合格模試」は、本試験を想定した全50問の模擬試験となっています。自分の実力診断を行い、弱点が浮き彫りになった場合には、その論点を中心に学習することが重要です。
また、「直前対策講座」では、全科目を3.5時間で総復習することができます。短時間で全科目を一気に復習することで、試験範囲全体の知識の定着を図ります。
各コースで準備されているコンテンツを徹底的に利用することで、合格ラインを突破するための実力をつけることができるでしょう。
スタディングの宅建通信講座まとめ
この記事では、スタディングの宅建講座について、オンライン完結の講座の特徴を解説してきました。
最新のAIも駆使して、受講者が合格するための工夫が施されていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
宅建士試験の受験を検討されている方は、スタディングの宅建士講座も確認してみましょう。
まずは「無料版」で講義を視聴したり各種機能を利用したりと、講座の雰囲気を味わったうえで、自分に合う、魅力的だと感じた場合は、ぜひスタディングの宅建士講座で試験にチャレンジしてみてください。
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