ポリシーは個人の可能性の最大化!現役キャリアコンサルタントみゆきちさんへインタビュー!

ポリシーは個人の可能性の最大化!現役キャリアコンサルタントみゆきちさんへインタビュー!
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キャリアコンサルタントは老若男女を問わず人気の国家資格ですが、独占業務は持っておらず、資格の活かし方は千差万別です。

そこで本記事では、キャリアコンサルタントとして活躍する「みゆきち」さんへ、キャリコン資格の活かし方や今後の目標についてお聞きしました!

みゆきちさんプロフィール
みゆきちさんプロフィール画像

大手転職エージェントを経験後、HR Tech企業で法人営業と企画職を兼務。
「キャリア」の体系的な知識を得るため、2019年に国家資格キャリアコンサルタントを取得。「あなたの可能性を最大化する」をモットーに、副業としてキャリア相談を提供中。
月1でキャリアに関する勉強会「朝キャリ8」を主催。ブログでは転職・キャリア情報を発信中。1児の母。

目次

ファーストキャリアは転職エージェント

キャリアバディマガジン編集部

簡単なご経歴を教えてください。

みゆきち

新卒で転職エージェントに入社し、丸3年勤務しました。
キャリアアドバイザーを1年半、その後リクルーティングアドバイザーとして1年半働きました。

みゆきち

その後、人材サービス企業の法人営業へ転職し、産休育休を経て復帰後、現在は営業と営業企画を兼任しています。

キャリアバディマガジン編集部

ずっと人材会社で活躍されているんですね!
人材業界の面白いと感じるところを教えてください。

みゆきち

人材業界は様々なお客様と関われる点が面白かったです。

顧客の業界が変わればインプットしなければならない知識も変わるので、飽きずに働ける点が人材業界の魅力だと思います。

必要な知識を体系的に学ぶためにキャリコンを取得

キャリアバディマガジン編集部

キャリアコンサルタント資格はいつから知っていたのですか?

みゆきち

仕事に直結するので、1社目の転職エージェント時代から興味はありました。
が、新卒で入社したため、当時は実務経験年数が足りずに断念。

養成講座が高すぎて、実務経験で受験できたら良いなと思って調べたんですが。。。

キャリアコンサルタント試験受験のためには、
養成講座の修了か、もしくは3年以上の実務経験が必要
キャリコンになるための方法はコチラで詳細を解説!

キャリアバディマガジン編集部

養成講座の受講料は高額ですものね。
実際にキャリコン資格取得を目指し始めたのはいつ頃ですか?

みゆきち

2社目の人材サービス企業の法人営業に転職した後になります。

周囲に人材業界出身者は少なかったものの、営業力が非常に高い人が多かったので、自身の専門性を活かしたスキルを身に付ける必要性を感じました。

みゆきち

人材業界は「OJTや実践で学ぶ」という気質が強いんですよね。

新卒からずっと人材業界で働いてきて、これからも長くこの業界で働くために「専門的な知識を体系的に学びたい」と考え、キャリアコンサルタント資格取得を目指すことにしました。

キャリアバディマガジン編集部

2社目に転職後に目指したということは、実務経験による独学受験をしたのでしょうか?

みゆきち

実務経験が3年以上あったので受験資格は満たしていたのですが、あくまで「学ぶこと」が目的だったので、キャリコン養成講座を受講したのちに受験しました。

みゆきち

当時はちょうど残業ゼロを達成して業務にも余裕ができた頃で、新しいことを始めても大丈夫そうだ、という自分のGOサインも出たんですよね。

週1で朝から晩まで勉強、というのはなかなか本業が忙しすぎるとハードなもので。

キャリアバディマガジン編集部

実際にキャリコン資格取得してみて、いかがでしたか?

みゆきち

すごく良かったです!
SNS等で何度も言ってますが、資格取得後の方が転職エージェントとしての成果も出せると思ってます!!

キャリアバディマガジン編集部

なるほど!
キャリアコンサルタント養成講座を通して学んだことを教えてください。

みゆきち

働きながらキャリコン養成講座に通ったので、実務と理論の往復ができ、点と点がつながる感覚が得られたのは良かったと思います。

これまで悩んでたことには名前があり、自分がやっていたことはすでに理論化されていることを実感しました。

みゆきち

歴史を知れば納得できる求職者の背景があることと、私は行政関連には弱いことを自覚できたのも大きかったと思います。

キャリアバディマガジン編集部

講座を受講して特に良かった点を教えてください。

みゆきち

実務の中では体系的に学ぶ機会が乏しいので、統計資料や社会情勢の変化の歴史等、つながりを持ったインプットが出来た点がよかったです。

キャリアバディマガジン編集部

養成講座受講前とイメージが違っていた点があれば教えてください。

みゆきち

ロープレがすごく難しく、最初は戸惑いました。
1社目の仕事が転職支援だったのでキャリア相談は慣れてるつもりでしたが、脳みそを使う場所が違うというか、筋トレの部位が違うというか。

みゆきち

・メモ取れない
・基本アドバイスはしない
・「転職」などのゴールが不明なまま始まる
このあたりが特に大変でした。
むずかしい…。

キャリアバディマガジン編集部

キャリアコンサルタント養成講座に通わずに、養成講座の内容を学ぶことは出来ると思いますか?

みゆきち

正直、試験に合格するだけなら独学でも可能だと思います。

みゆきち

ただし、キャリア理論やカウンセリング技法などはテキスト等だけで習得することは難しく、「実践で使えるスキル」を身に付けるためにはキャリコン養成講座に通うのは必須だと感じます。

キャリアバディマガジン編集部

キャリコン養成講座を受講する上で、なにか注意点があれば教えてください。

みゆきち

未経験の方が、キャリコン養成講座や資格取得後にキャリア相談・人材業界にいく場合は大きなギャップを感じるかもしれません。

みゆきち

養成講座はやはり座学メインだし、「カウンセリング」寄りなので、事業会社で仕事をするとなると「話と違うぞ!?」は往々にして起こるだろうなと。

初回面談はたっぷり関係構築に使うとか、1回きりではなく4〜5回継続してとか、提案やアドバイスは控えるとか。そんな時間はない〜!アドバイスや提案できない担当者とか、相談者が困る〜!!などなど。

みゆきち

・初回面談はたっぷり関係構築に使う
・1回きりではなく4〜5回継続する
・提案やアドバイスは控える
こんな風に養成講座では学びますが、転職エージェントで勤めていると、現実的に「そんな時間はない〜!」となります。

キャリコンで学んだ傾聴は営業で活きる!

キャリアバディマガジン編集部

現在、キャリアコンサルタント資格はどのように活かしていますか?

みゆきち

営業の商談で役立ちますよ。傾聴。

以前は経営層との商談が苦手だったんですが、カールロジャースの「受容」「共感」「自己一致」を学んだ結果、「この人たちにもやりたいことがあるのよね!?」と至極真っ当なことに気づきました。

みゆきち

それからは、法人の代表者や役職者は「営業活動における意思決定者」から、「何をしたくて・何に悩んでいるかを話し合ういち個人」という見方にかわり、苦手意識がなくなりました。

キャリアバディマガジン編集部

カールロジャースのパーソンセンタード・アプローチは商談にも役立つのですね!

みゆきち

特に「自己一致」が一番重要だと思っています。

本業の商談の場では、自身が相手と同じ目線になるまで能動的な質問を続けることを心がけています。

みゆきち

また、キャリコン資格を活かして
・個人向けの有料キャリア相談
・キャリア支援者向けの勉強会
・コミュニティ作り
等を副業として行っています。

キャリコンとしてのポリシーは「個人の可能性の最大化」

キャリアバディマガジン編集部

みゆきちさんはキャリアバディやMOSHでキャリア相談を受けられていますね!
キャリアコンサルタントとしてどのようなポリシーで活動されているのでしょうか?

みゆきち

「個人の可能性の最大化」をポリシーに活動しています。

みゆきち

転職エージェントと違い、「転職」というソリューションに導かなくてもいいことが、有料キャリア相談を提供する醍醐味だと思っています。

だからこそ、転職分野は強みとして磨きつつ、その他の選択肢や解決方法(現職でのキャリア形成の仕方、昇格を目指すこと、副業との組み合わせ、各種ライフイベントとの影響、行政・労働法関連、民間サービスなどなど)を総力戦で提供できるような準備を日々行っています。

キャリア相談を情弱ビジネスにしない

キャリアバディマガジン編集部

キャリアコンサルタントとして大事にされていることを教えてください。

みゆきち

「倫理的にクソなこと」は絶対にしたくないと考えています。

人材関連だけじゃないだろうけど、ダークサイドに堕ちた人をかなり見てきました。
そうならないためにも、自分自身の幸せは大事にしています。

みゆきち

最近は自分のポリシーを自分にも当てはめるべきだよなと感じています。

自分の可能性も最大化して、全部取りな強欲なキャリア形成をしていきたい。そうすることで有言実行にもなる。
「こんなのは贅沢な悩みだし…」と口をつぐんでしまったり、相談に遠慮をしてしまう状況はなくしたいと考えています。

最終的には転職エージェントに戻りたい

キャリアバディマガジン編集部

キャリアコンサルタントとして、今後の目標を教えてください。

みゆきち

今後は実名での活動もしていきたいと思い、今はその準備中です。

みゆきち

最近は地域への貢献欲などが出てきたので、地域のボランティアや公的機関におけるキャリアコンサルタントにも挑戦していきたいと考えています。
そのために、「みゆきち」としての活動だけではなく、実名の活動も積み上げて活動の幅を広げていきたいと思います。

キャリアバディマガジン編集部

現時点で考えているキャリコンとしての最終目標があれば教えてください。

みゆきち

最終的には転職エージェントに戻りたいと考えています。

みゆきち

よくある転職エージェントは、とにかく沢山の応募者をさばく「フロービジネス」になりがちですが、本当の転職エージェントは「ストック型ビジネス」だと考えています。

例えば、「5年前に相談をくれた方が次の転機で連絡をくれる」という形が転職エージェントのひとつの理想だと思います。

キャリアバディマガジン編集部

転職エージェントに戻りたいのですね!
理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?

みゆきち

個人のキャリアコンサルタントは企業と利益相反にならずにフラットな支援が出来る反面、「求人紹介」等の直接的なソリューションが提供できないので、歯がゆさを感じています。

みゆきち

なので、本業の企業支援の経験と副業のキャリア支援の経験を活かし、最終的には転職エージェントに戻って転職支援をしたいと考えています。

キャリアコンサルタント資格はブースター!

キャリアバディマガジン編集部

最後に、キャリアコンサルタントを目指している人へひとことお願いいたします!

みゆきち

キャリアコンサルタント資格は「ブースター」だと思っています。

みゆきち

キャリコン資格単体だと無色透明で、そこまで強い資格ではありません。業務独占ではなく、「名称独占」資格ですしね。

他の資格やスキル、経験など、自身の強みと掛け合わせることで自分の色を出すことで、可能性を広げられる資格だと思います。

みゆきち

是非、「どんなスキルと掛け合わせるのか」「なにをブーストさせるのか」を考えつつ、資格取得を検討してみるのがオススメです!

ポリシーは個人の可能性の最大化!現役キャリアコンサルタントみゆきちさんへインタビュー!

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