宅地建物取引士(通称:宅建士)とは、不動産取引にあたっての「重要事項説明」を独占的に行うことができる国家資格です。
宅建士になるためには、まずは年に1回実施される宅建士試験に合格しなければなりません。
試験に合格するために、独学(市販の参考書や問題集を基本教材として学習すること)という選択肢のほか、通信講座や予備校を利用するという選択肢があります。
各資格試験予備校においては、スマホ等の普及を追い風として、通信講座を展開する動きが見られます。
また、宅建士試験を受験する人の多くが社会人であることから、スキマ時間で学習できる通信講座は、非常に相性がよいといえます。
ただ、宅建士試験対策の通信講座は多数提供されていることから、「どの通信講座を選べばいいの?」、「各通信講座の特徴は?」と気になる方は少なくないと思います。
この記事では、宅建士試験対策の通信講座の中でも評判の高い「フォーサイト」が提供する通信講座について、その特徴等を解説します。
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フォーサイトの宅建通信講座の基本情報
「フォーサイト」は宅建をはじめとした様々な資格試験の対策講座を開講しているスクールです。
フォーサイトの宅建士試験対策の通信講座の基本情報は以下の通りです。
スクール名 | フォーサイト |
---|---|
運営企業 | 株式会社フォーサイト |
受講形式 | オンライン受講 (別途紙のテキストも有り) |
受講料 | 10,800円~78,800円 (セット講座は59,800円~) ※税込・送料別 >おすすめ講座コースと受講料 |
合格実績 | 【合格率】76.1% 【合格者数】721人 ※2023年度試験実績 >フォーサイトの合格実績解説はコチラ |
公式サイトURL | foresight.jp/takken |
高い合格実績
フォーサイトが提供する宅建士講座は、高い合格実績を誇っています。
2023年度の宅建士試験の合格者数は「40,025人」ですが、このうち「721人」がフォーサイトの宅建士講座を利用して合格しています。
また、2023年度の宅建士試験の合格率が「17.2%」であるのに対し、フォーサイトの宅建士講座を利用した場合の同年度試験の合格率は「76.1%」となっており、本試験合格率の「4.42倍」の合格率となっています。
フォーサイトの宅建士講座を利用した場合の合格率が「76.1%」ということは、講座利用者の4人に3人以上が合格しているということになり、高い合格率であることが分かります。
おすすめ講座コースと受講料
フォーサイトの宅建士講座には、複数の受講コースが存在します。主なコースは次表のとおりです。
講座名 | 受講料 | 講座の内容 |
---|---|---|
バリューセット1 | 59,800円 | 基礎講座 過去問講座 |
バリューセット2 | 64,800円 | 基礎講座 過去問講座 直前対策講座 |
バリューセット3 | 69,800円 (DVD付:78,800円) | 基礎講座 過去問講座 直前対策講座 科目別答練講座 過去問一問一答演習 |
再チャレンジセット | 52,800円 | 過去問講座 直前対策講座 科目別答練講座 過去問一問一答演習 |
基礎講座とは、オリジナルのフルカラーテキストと講義により、各科目の内容を速く、正確に理解し、基礎知識を身につけるための講座です。
過去問講座とは、過去の本試験で出題された問題から構成された問題集と講義により、問題の解き方を攻略し、本試験に対応できる解答力を身につけるための講座です。
直前対策講座は、「法改正・統計資料対策編」と「択一対策編」から構成されています。
直前対策講座の法改正・統計資料対策編により、過去問講座だけではカバーしきれない最新情報のインプットを行い、また、択一対策編により、アウトプット力を高めることで、本試験での得点力を増強します。
科目別答練講座とは、試験科目である「宅建業法」、「法令上の制限」、「その他の法令」、「権利関係」について、各50問の問題演習を行うことにより、弱点を把握するための講座です。
過去問一問一答演習とは、一問一答形式の問題演習を通して、正確な知識の定着を図るためのもので、後述する「ManaBun」上で行うことができます。
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確実に合格をめざすならバリューセット3がおすすめ!
最も受講生の支持を受けているのは「バリューセット3」です。
初学者であっても、他の資格試験に挑戦した経験があるなど学習習慣がある場合や宅建士試験にリベンジしたい場合には、「バリューセット1」や「バリューセット2」でも十分に合格を狙うことができます。
必要最低限の教材を徹底的にやり込みたい場合は「バリューセット1」、法改正や統計資料までカバーしたい場合は「バリューセット2」を選ぶとよいでしょう。
宅建士試験の受験経験者で、基礎講義は省略し、アウトプット力を重点的に高めたい場合には、「再チャレンジセット」がおすすめといえます。
フォーサイトの宅建通信講座は教育訓練給付金に対応
フォーサイトの宅建士講座は「教育訓練給付制度」の対象講座として指定されています。
「教育訓練給付制度」とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
教育訓練給付制度により、給付金が支給される教育訓練には次の3つがあります。
- 実践専門教育訓練
- 特定一般教育訓練
- 一般教育訓練
このうち、フォーサイトの宅建士講座は「一般教育訓練」に分類されます。
「一般教育訓練給付金」の対象講座を修了すると、受講費用の20%(上限10万円)が給付金として支給されるため、経済的な負担を抑えて受講することが出来ます。
ただし、フォーサイトの宅建士講座の全てのコースが教育訓練給付制度の対象となっているわけではありません。
これらのコースを受講し、修了した場合には、各コースの受講費用の20%が給付金として支給されます。
例えば、バリューセット3を修了した場合、給付金として支給される額は、最大で13,960円となり、実質的に55,840円で講座を受講することができるのです。
なお、教育訓練給付制度に基づく給付金は、雇用保険の財源から支給されるものであるため、雇用保険に加入していない場合には、給付金の支給を受けることができない点に注意が必要です。
- 一般教育訓練給付金を利用した場合の自己負担額:55,840円
- 計算内訳:バリューセット3の受講料69,800円-13,960円(69,800円×20%)
安心の全額返金保証制度有り!
フォーサイトの宅建士講座の中でも「バリューセット3」には、「全額返金保証制度」があります。
「全額返金保証制度」とは、適用条件をクリアすることで、不合格だった場合に受講料が全額返金される制度をいいます。
全額返金保証制度が適用される条件は次の4つです。
適用条件 | 詳細 |
---|---|
①eラーニングで全ての確認テストにおいて100点を取得すること | 本試験前日までに、eラーニングで提供される確認テストを実施すること確認テストは受講開始後いつでも利用でき、何度でもチャレンジ可能 |
②eラーニングで学力テストを受験し、一定の条件を満たすこと | 学力テストの得点が上位34%に入ること2023年度宅建試験、全国平均合格率17%の2倍が保証の基準となっている |
③受講期間内に必要書類を提出すること | 受験票、本人確認書類をeラーニングから提出すること |
④合格発表後14日以内に教材の返送をすること | 合格発表後に教材一式をフォーサイトまで返送すること |
確認テストや学力テストを実施し、好成績を修めたにもかかわらず、本試験に合格できなかった場合には、必要書類等を提出することで受講料が全額返金されるということです。
こうした制度があることで、国家試験に対するモチベーション高めつつ、安心して受講することが出来ます。
フォーサイトの宅建通信講座の特徴
フォーサイトの高い合格率とリーズナブルな受講料を支えているのは、高品質なWEB受講システムと飽きのこない講師の講義動画です。
ここからは、フォーサイト宅建士講座の特徴を解説していきます。
独自のeラーニング「ManaBun」は受講生満足度89%
フォーサイト独自のeラーニングシステムを「ManaBun(マナブン)」といい、宅建士講座のみならず、フォーサイトが提供する各講座で導入されています。
宅建士講座を受講した人の「89%」が、ManaBunについて「非常に満足」「満足」と回答しています。
以下では、「ManaBun」の特徴について解説していきます。
ManaBunの特徴①:専用アプリがある
「ManaBun」には、専用の無料アプリがあります。
フォーサイトの受講生となり、アプリをダウンロードすると、各種機能を利用することができるようになります。
ブラウザではなくアプリがあることにより、特にスマホやタブレットを利用した学習の際の利便性は高いといえるでしょう。
スマホで動画を見たりゲームをしたりする感覚で学習にとりかかることができ、学習を継続しやすくする工夫が施されているのです。
ManaBunの特徴②:いつでもどこでも勉強できる
ManaBunでは、テキストや問題集に沿った講義を視聴することができます。
講義動画は、最大15分以内となっているため、移動時間などのスキマ時間でも視聴しやすくなっています。
また、デジタルテキストを閲覧することも可能です。
ページ数が多くかさばりやすいテキストを持ち歩かなくても、スマホ等でテキストを確認することができるため、効率的な学習をすることができます。
手元に教材がない状態であっても、時間や場所を問わず勉強することができるため、特に忙しい社会人にとっては嬉しい機能の一つといえます。
ManaBunの特徴③:問題演習ができる
バリューセット1、2、3及び再チャレンジセットを受講した場合、ManaBun上で問題演習をすることができます。
過去問をベースとした問題が表示され、それに対して○×で解答していく形式となっています。
スキマ時間にスマホ一つで問題演習ができ、効率的にアウトプット力を高めることができるのです。
また、バリューセット3・再チャレンジセットにのみ、「過去問一問一答演習」という機能が装備されています。
過去の本試験で出題された選択肢を一問一答形式に再構成した問題が出題され、これに解答していくことによって、更に高いアウトプット力を身につけることができるようになっています。
過去問一問一答演習では、受講生の学習データから、一人一人の得意不得意に合った問題演習を行うことも可能です。
スキマ時間に利用することで、本試験での対応力を養うことができるでしょう。
ManaBunの特徴④:学習スケジュールを自動で立てられる
通信学習の場合、学習スケジュールは自分で立てなければなりません。
予備校のように、授業のスケジュールが決まっているわけではなく、自分で立てた計画に沿って、講義を視聴したり問題演習をしたりする必要があるのです。
初めて資格試験の学習をする場合、1日に何をどの程度勉強すればよいのか分からない、という不安を抱く人は少なくないでしょう。
しかし、ManaBunであれば、学習スケジュールに関する不安を払拭することができます。
自分の生活スケジュールを入力することにより、自動的に学習可能時間が算出され、自分だけの学習スケジュールが作成される機能が備わっています。
また、作成されたスケジュールに沿った学習ができているか否か、進捗を管理することもできます。
うまく活用することで、本試験までのモチベーションを維持しながら、学習を進めることができるでしょう。
質の高い講義動画で隙間時間に試験対策可能
先述のとおり、ManaBun上では、テキストや問題集に沿った講義を視聴することができます。
講義を行うのは、例年多くの合格者を輩出する経験豊富な講師陣です。
質の高い講義が展開されるため、難解な用語や制度も理解を深めながら学習を進めることができます。
スキマ時間に講義を視聴することで、質の高いインプットを行うことができるのです。
Vtuber講師による飽きない授業
フォーサイトの宅建士講座には、「真鍋サキ」というVtuber講師が存在します。
難関資格試験になればなるほど、難しい用語が続くため、理解できずに飽きてしまうことがあります。
ただ、Vtuberによる講義は、プライベートで動画を見る感覚に近く、飽きずに講義視聴をすることができるでしょう。
なお、実在の講師による講義も視聴できるため、自分に合った講師を選択したうえで、あくまでも学習を継続していくことが重要である点には注意が必要です。
リアルタイムのライブ配信講義
ManaBunでは、「eライブスタディ」というライブ配信による講義に参加することも可能です。
宅建士講座の場合、水曜日(具体的な開催のタイミングは受講後にご確認ください)の19時から20時までの1時間で実施されています。
問題演習を基本とした講義が展開されるため、アウトプットにより知識の定着を確認しながら、同時にインプットも行うことができ、有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
万が一、リアルタイムで参加できない場合でも、ManaBunにはアーカイブが残っているため、後日視聴することも可能です。
最短合格を目指すフルカラーテキスト
フォーサイトでは、フルカラーテキストが採用されています。
また、随所にイラストが挿し込まれており、初学者でも理解しやすいように工夫されています。
なお、テキストについても、資料請求によりサンプルを確認することができるようになっています。
充実のフォロー制度
フォーサイトでは、受講生が安心して講座を受講できるようなフォロー制度が準備されています。宅建通信講座のフォロー制度は主に以下の2つです。
宅建合格者へ質問可能
フォロー制度の1つめは「宅建合格者への質問」ができることです。
テキストを読んでいて分からないことがあったり、講義を視聴しても正しい理解ができているか分からなかったりした場合に、ManaBun上で質問を送ることができます。
こうした質問に対して、フォーサイトの宅建士講座を利用して試験に合格したスタッフ(専任講師を含む)が迅速に回答してくれる仕組みがあるのです。
また、テキストや講義に関する質問だけでなく、学習上の悩みなどについても質問することができます。
今の勉強方法でよいのか、何を優先して勉強すればよいのか、といった悩みに対して、的確なアドバイスを受けることができます。
こうした質問制度があることで、本試験まで、安心して学習に取り組むことができるのです。
- バリューセット1:10回
- バリューセット2:15回
- バリューセット3:20回
個別カウンセリングで不安や悩みを解消
フォロー制度の2つめは「個別カウンセリング」を受けられることです。
いざ講座を受講しても、「忙しくて勉強する時間がとれない…」、「合格できるかどうか不安…」「勉強しているのに問題が解けるようにならない…」など、様々な悩みや不安が生じるのはよくあることです。
悩みや不安を1人でなんとかしようとすると、勉強時間を奪われてしまった挙句、解決できなかった、ということになってしまいかねません。
専任スタッフによるカウンセリングを活用することで、滞りなく学習を続けることができるでしょう。
フォーサイトの宅建通信講座のおすすめ学習方法
フォーサイトの宅建士講座を受講するにあたって、おすすめの学習の流れを解説します。
基本的には、次の流れで学習することで、本試験に合格するための実力を養うことができます。
それぞれ詳しく解説していきます。
講義を視聴しながらテキストの内容を理解する
まずは、ManaBun上で講義を視聴することでインプットを行います。
講義は、テキストに沿って行われるため、講義を視聴しながら、テキストの内容理解に努めましょう。
初学者の場合は、初めて耳にする用語や制度と向き合うことになりますが、講師による講義を視聴することで、より理解しやすくなります。
ただし、最初の講義視聴でテキストの内容全てを理解する必要はありません。
インプットに時間を掛けすぎないように注意しましょう。
問題集で問題を解く
インプットが一段落した後は、問題集で問題を解いていきます。
試験科目ごとに、アウトプットにより知識の定着を図るのが目的です。
初めて問題を解く場合には、正解できる問題の方が少なくても心配はありません。
講義を視聴し、テキストを読んだにもかかわらず、間違えてしまった問題については、間違えたことを記録するようにしましょう。
これが積み重なっていくと、自分の弱点が可視化でき、本試験直前の復習がしやすくなります。
問題演習とテキストの振り返りを繰り返す
問題集は1回解いて終わりではありません。
本試験まで、何度も何度も解くことで、正確な知識を定着させることが重要です。
ただし、問題演習だけを繰り返すというのはおすすめできません。
何度解いても間違えてしまう苦手な論点や苦手なテーマについては、テキストに戻り、正しい知識をつど確認するようにしましょう。
この工程に最も多くの時間を割くこととなります。
心が折れそうになることもあるかもしれませんが、根気強く取り組むことが大事になります。
直前対策講座により知識の穴を塞ぐ
問題演習とテキストの振り返りにより、知識が定着してくると、いよいよ仕上げに入ります。
直前対策講座の教材は、「法改正・統計資料対策編」と「択一対策編」の2冊となっており、9月下旬を目安に発送されます。
教材到着後、自分の知識の穴を塞ぐという意識で、教材に取り組むことが重要です。
直前対策講座までしっかりとやり込むことができれば、本試験で十分に戦えるだけの実力がついたと自信を持ってよいでしょう。
フォーサイトの宅建通信講座まとめ
この記事では、フォーサイトの宅建講座について、教材やeラーニングシステムといった特徴を解説してきました。
受講生が合格するための様々な工夫があることをお分かりいただけたのではないでしょうか。
宅建士試験の受験を検討されている方は、フォーサイトの宅建士講座を確認してみましょう。
まずは無料の資料請求を行い、教材やシステムが自分に合う、魅力的だと感じた場合は、ぜひフォーサイトの宅建士講座で試験にチャレンジしてみてください。