看護助手(ナースエイド)とはどんな仕事?向いてる人の特徴や就職先の探し方を解説!

看護助手(ナースエイド)の仕事内容と向いてる人の特徴を解説!
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医療関係の職種は、医師・看護師・准看護師・臨床検査技師などさまざまです。その一つに看護助手(ナースエイド)があります。

看護助手に興味があっても、どんな仕事なのか分からないという方も多いのではないのでしょうか。本記事では、看護助手になる方法や仕事内容を解説します。資格がなくても挑戦できる職業ですので、目指している方はぜひ参考にしてください。

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目次

看護助手(ナースエイド)とは?

看護助手には公的な資格や名称がないため、ナースエイド、看護補助者、看護アシスタント、ケアワーカーなどと呼ばれることもあります。医療機関によってさまざまな名称で呼ばれますが、仕事内容は同じものを指しており、主に看護チームの一員として看護師の補助業務を行います。

公益社団法人日本看護協会が発表しているガイドラインによると、看護補助者の定義は以下の通りです。

看護が提供される場において、看護チームの一員として看護師の指示のもと、看護の専門的判断を要しない看護補助業務(『傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話』及び『診療の補助』に該当しない業務)を行う者

参照:公益社団法人日本看護協会「看護チームにおける 看護師・准看護師及び看護補助者の 業務のあり方に関する ガイドライン及び活用ガイド」

看護助手は医療現場での専門的判断は必要とせず、標準化された手順や指示された手順に従って業務を行います。

基本的に無資格・未経験でも働くことができるので、誰でも挑戦することができ、人の役に立ちやりがいを感じられる仕事をいえるでしょう。ただし、求人によっては、医療現場での経験や介護関連資格の有無を問われる場合も有るため、注意しておきましょう。

看護助手の仕事内容

まずは看護助手の仕事内容を紹介します。看護師は、看護助手の働きによって的確な役割分担ができ、より高い専門性を発揮できると言われています。看護助手の仕事内容は以下の通りです。

看護助手の仕事内容
  • 身体介助
  • 環境整備
  • その他患者のサポート全般

医療機関によって看護助手の求人内容もさまざまです。身体介助が一切ないシーツ交換や清掃だけの求人と、移乗や入浴介助、排泄介助などの身体介助がある求人があります。

保健師助産師看護師法では「療養上の世話」と「診療の補助」は看護師の業務独占であると定められています。看護助手の業務範囲は「療養上の世話や診療の補助」に該当しない看護補助業務です。つまり、看護助手は医療行為は一切行えません。

それぞれの仕事内容について次章でより詳しく紹介します。

身体介助

看護助手の主な仕事内容に、身体介助があります。看護助手が行う仕事内容は、医療行為に当たらない看護師のサポート業務です。身体介助の内容は、以下の通りです。

看護助手の行う身体介助
  • 嚥下障害のない患者さんの食事介助
  • 排泄介助
  • 自力で移動できる患者さんのベッド移乗、車椅子移乗
  • 入浴介助
  • 清拭
  • 体位変換

食事の際には、自力での摂取が難しい患者さんのフォローをします。排泄介助では、患者さんのトイレに付き添ったり、ポータブルトイレの用意、便器や尿器の交換を行います。また離床が難しい患者さんをベットから移乗したり、車椅子に移乗したり、移送することも業務の一部です。週に数回の入浴では、介助が必要な患者さんを支えたり、洗体のサポートをします。看護師が具体的な業務手順を示してくれるので、指示に従います。

看護助手は患者さんの体を支えたり、持ち上げたりすることもある体を使う仕事です。患者さんの安全が第一ですので、転倒や転落に十分留意する必要があります。ときには自分と体格差のある患者さんの介助も行うため、体力がない人にとってはやや困難さを感じるかもしれません。

※医療機関によっては「身体介助無し」の求人も有り

環境整備

看護助手の主な仕事内容に、環境整備があります。環境整備の具体的な内容は以下の通りです。

看護助手の行う環境整備
  • ベッド周囲の清掃、整頓
  • 病床の清掃や整頓
  • 衣類やリネンの管理
  • その他

入院病棟ではベットシーツを週に数回交換します。清潔なリネン類でベット環境を整えることも、重要な業務の一つです。病床環境の温度や湿度の調整、採光、換気も行います。ベット周囲の清掃・整頓には、ベット柵、吸引器、酸素ボトルの消毒や交換、点検も含まれます。

患者さんの身の回りの環境の整理整頓も行い、身につける衣類も清潔に保てるようにサポートすることが、看護助手に求められる主な仕事内容です。

その他患者のサポート全般

身体介助や環境整備以外の看護助手の仕事として、患者さんのサポートがあります。

サポート業務は主に、食事の配膳・下膳、医療器具の消毒、検体や薬剤の搬送、各種物品の補充などです。使用していないポータブルトイレや尿器、便器、車椅子、ストレッチャー、車椅子、心電図モニター送信機、清掃車などの医療機器等の点検も周辺業務に含まれます。

病院によっては、検査や処置に必要な伝票など書類の準備、入退院・転出入に関する対応も行います。

看護助手の将来性

医療関係の仕事は生活に密接に関わっているため、常にニーズが高い傾向にありますが、看護助手の将来性はどうなのでしょうか。まずは看護助手の採用市場におけるニーズから確認していきましょう。

厚生労働省が発表している令和4年度の看護助手の有効求人倍率によれば、看護助手の求人倍率は全国で3.98倍です。

参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「看護助手」

一人あたり3件以上の求人があることから、常に人材が不足していることが考えられます。

さまざまな仕事がAIに奪われる時代ですが、看護助手の仕事は人命に関わり、患者さんとのコミュニケーションも必須であるためAIでは代替できません。このようなことから看護助手は今後も需要があると予想されています。

看護助手の給与

では、看護助手の給与はどのくらいなのでしょうか。

厚生労働省が発表している令和4年度の就業者統計データによると、看護助手の年収は309万円です。ハローワーク求人統計データの求人賃金の月額は17.8万円です。

有資格者である看護師や准看護師と比較すると、給与は低い傾向にありますが、一般的なパートやアルバイトと比較すると高額になります。福利厚生が充実した医療機関に入職することで、より高待遇が望めるでしょう。

また、一定の要件を満たす看護助手業務であれば、3年以上の実務経験を積むことで国家資格の「介護福祉士」を目指すことも可能な病院も有ります。そのため、看護助手として働く際は自身のキャリア設計や目標に合わせて、勤務する医療機関を選ぶとよいでしょう。

参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「看護助手」

看護助手(ナースエイド)の働き方

続いては、看護助手(ナースエイド)の働き方を紹介します。勤務形態は働き先によって異なります。働き方については医療機関によってさまざまですので、詳細な情報は就職希望先にしっかりと確認しましょう。

看護助手の夜勤業務

医療機関によっては看護師同様、看護助手も夜勤のシフトがあります。夜勤は日勤よりも業務が少ない傾向にありますが、人数が少なくイレギュラーな事態にも備える必要があります。

家庭の事情があり夜勤が難しい場合には、外来病棟専任やクリニック等、夜勤が無い病院で勤務することをおすすめします。

看護助手の代表的なシフト

看護助手の代表的なシフトは、2交代制・3交代制・シフト制です。それぞれの勤務形態について表で解説します。

2交代制日勤と夜勤の交代勤務。
日勤は8:00から17:00、夜勤は16:00から翌9:00など、夜勤が長い傾向にあります。
3交代制日勤と準夜勤、深夜勤の交代勤務。
日勤は8:00から17:00まで、準夜勤は16:00から翌1:00までの場合が多い。
深夜勤は0:00から9:00までなどのシフトが多い。準夜勤の開始時間は施設によってさまざまです。
その他シフト制医療機関によって異なるシフト制による勤務。
早番・日勤・遅番・夜勤・準夜勤・深夜勤・半休など。
看護助手シフトの具体的事例

看護助手の一日の流れの一例

続いては、看護助手の一日の流れを解説します。今回は一般病棟にて日勤と夜勤で働く看護助手を想定して、一日の勤務スケジュールを紹介します。

日勤の看護助手のスケジュールの具体例は以下の通りです。

時間仕事内容
8:00出勤・着替え
8:30患者さんの離床介助・朝食の配膳・食事介助
9:00下膳・看護師とのミーティングやカンファレンスにて情報収集
10:00病床環境の整備・ベットメイキング・酸素ボンベの残量確認や交換・おむつ交換
12:00患者さんの離床介助・昼食の配膳・食事介助・下膳・口腔ケア・食事量の記入
13:00休憩
14:00患者さんのリハビリへの送り出し・検査の付き添い・入浴介助
16:00備品の整理や補充・検体や薬剤の搬出・シーツ交換・おむつ交換
16:30医療器具の洗浄
17:00引き継ぎ・報告・退勤
看護助手の一日の流れの具体例(日勤)

夜勤の看護助手のスケジュールは以下の通りです。

時間仕事内容
16:00出勤・着替え
17:00引き継ぎ
18:00患者さんの離床介助・夕食の配膳・食事介助
19:00更衣の介助・おむつ交換
20:00トイレ誘導・処置室の清掃、整理
21:00消灯
24:00備品の片付け
翌2:00休憩・仮眠
翌4:00おむつ交換
翌6:00更衣の介助
翌8:30患者さんの離床介助・朝食の配膳・食事介助
翌9:00下膳・引き継ぎ・報告・退勤
看護助手の一日の流れの具体例(夜勤)

看護助手は看護師等の他医療職と比較すると残業は少ない傾向にありますが、急な呼び出しや患者さんの急変によって追加の看護補助業務が生じる可能性もあります。

また、看護師との情報共有も重要な業務の一部です。報告・連絡・相談を怠らず、スケジュールの合間を縫って情報のすり合わせをしましょう。

看護助手の雇用形態

看護助手の雇用形態はさまざまで、正規の職員、パートタイマーに加え、契約社員、派遣社員、学生のアルバイトとして働いている方もいます。

正社員の場合は、日勤・夜勤・土日関係なくシフトに入る場合がありますが、パートやアルバイトであれば、希望に合わせて働ける病院が多いでしょう。

ただし、正規の職員として働くことで賞与が受けられたり、月給制を得られるため収入が安定するでしょう。ですが、残念ながら無資格の場合でも応募可能な正社員雇用求人は決して多くはありません。正規の職員としての勤務を希望する場合には、介護職員初任者研修や介護福祉士などの資格取得を検討する必要があるでしょう。

看護助手の主な就職先

看護助手の主な就職先としては、看護師同様に病院やクリニック、介護施設などがあります。医療機関は全国各地にあるため、どの土地に行っても働けるというメリットがあります。この他にも訪問看護ステーションで看護師に同行してサポートを行うという働き方もあります。

就職先や配属先の部署によって、仕事内容はやや異なります。

例えば、病棟や介護施設では入院患者さんのお世話や看護師のサポート、病室の環境整備がメインとなります。

一方、外来やクリニックでは診察室や処置室の環境整備や医療器具や備品の管理が主な業務内容で、身体介入は少なめです。配属先の部署によっても仕事内容に違いがあり、オペ室では安全に手術を行う準備をします。

内視鏡センターの看護助手業務は検査を円滑に進めるサポート、透析室では患者さんの身体介助から透析の準備や片づけがメインです。

看護助手(ナースエイド)になるには何が必要?

では、看護助手(ナースエイド)になるには何が必要なのでしょうか。

基本的には無資格・未経験で看護助手になれますが、資格を持っていれば就職に有利ですし、より良い条件での就業が可能です。資格を活かしてより質の高い仕事もできるでしょう。

手に職をつけて働きたい人にオススメの仕事と資格一覧はこちら

資格は不要

先ほども紹介した通り、看護助手になるために資格は不要です。看護助手は医療行為を行わないため、看護師のように厚生労働大臣の免許を受けた国家資格を取得する必要はありません。そのため、高校卒業後すぐに働き始める方も多くいます。

国家資格などは不要ですが、看護助手は患者さんのそばで関わる仕事ですので、コミュニケーション能力は必須です。看護師・看護助手間でも円滑なコミュニケーションを図る必要があります。また医療に関わるうえで正しい倫理観を持つことや個人情報の保護スキルも求められるでしょう。

採用後は看護師等の指示に従い、業務を行います。入職前にインターンシップ制度を実施している病院もあり、教育制度が整っている医療機関も多くあるため、未経験の方でも安心して働くことが可能です。

参照:看護助手ラボ「看護助手は資格がいらないって本当?転職に役立つ資格や求められるスキルを解説」

介護職関連資格があれば役立つ

看護助手になるために資格は不要ですが、介護職関連資格があると就職に有利になったり、より質の高い仕事を行えます。「病院介護士」と呼ばれる身体介助も行う看護助手の場合は、ホームヘルパーや介護職員初任者研修等の介護関連資格が役立ちます。

看護助手として働くうちに、より専門性を磨きたいという気持ちが芽生え、資格の取得を検討する方も多いです。

前述の通り、看護助手になるための国家資格はありませんが、勤務に役立つ民間資格がいくつかあります。

医療福祉情報実務能力協会が認定する「メディカルケアワーカー」は、看護助手従事者の地位向上や看護助手技能の向上を図るために設けられた資格です。メディカルケアワーカーには一級と二級があり、試験内容は級によって異なりますが、主に看護助手の役割や看護理論、病気や薬学の知識などを問われる資格です。

参照:特定非営利活動法人「医療福祉情報実務能力協会」

他にも、全国医療福祉教育協会が認定する民間資格として、看護助手実務能力認定試験があります。看護助手実務能力認定試験は受験条件がなく、誰でも挑戦しやすい資格です。試験内容は医療に関わる法律や人体の構造、病気、介助の方法などです。

介護関連資格の一覧まとめはこちら!

看護助手(ナースエイド)の仕事に就くメリット

次に、看護助手(ナースエイド)の仕事に就くメリットを見ていきましょう。

看護助手(ナースエイド)のメリット
  • 資格や経験が無くても就職可能
  • 仕事内容によっては国家資格を目指せる
  • やりがいを感じやすい

看護助手は、上記のように資格や経験が無くても働けることや、仕事内容によっては国家資格を目指せたりと、さまざまなメリットがあります。以下に詳しく解説していきます。

資格や経験が無くても就職可能

看護助手の仕事に就くメリット1つ目は、資格や経験が無くても就職が可能なことです。医療関係の仕事は国家資格が必要なケースが多く、ハードルが高い傾向にあります。ですが、看護助手は専門資格無しでも働き始めることができます。

無経験でも医療機関で勤務し、経験を積むことができることは大きなメリットです。臨床で得た知識は、自身や家族の健康、日々の生活にも役立てることができます。看護師を目指す第一歩として、看護助手からキャリアをスタートする方もいるでしょう。

仕事内容によっては国家資格を目指せる

看護助手の仕事に就くメリット2つ目は、仕事内容によっては国家資格を目指せることです。看護助手として働くことで、社会福祉士及び介護福祉士法に基づく国家資格である「介護福祉士」を目指すことが可能です。介護福祉士は、身体上または精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある方の心身の状況に応じた介護を行います。

厚生労働省によると、介護福祉士の資格取得方法には以下の3つがあります。

国家資格「介護福祉士」の取得方法

1.3年以上の介護等の業務に関する実務経験及び都道府県知事が指定する実務者研修等における必要な知識及び技能の修得を経た後に、国家試験に合格して資格を取得する方法

2.都道府県知事が指定する介護福祉士養成施設等において必要な知識及び技能を修得を経た後に、国家試験に合格して資格を取得する方法

3.文部科学大臣及び厚生労働大臣が指定する福祉系高校において必要な知識及び技能を修得した後に、国家試験に合格して資格を取得する方法

引用:厚生労働省 「介護福祉士の概要について」

看護助手として働くことで、資格取得に必要な実務経験を積むことができます。実務経験は従業期間が3年以上で、かつ従業日数が540日以上を満たしている必要がありますので、介護福祉士国家資格の取得を視野に入れている方は、ぜひ参考にしてください。

ただし、看護助手として3年以上の働いている場合であっても、ベッドメイクや清掃などの環境整備全般の業務だけしか行っていない場合、介護福祉士の受験要件には該当しないので注意しておきましょう。

看護助手の業務内容によっては介護福祉士受験要件に該当しない

やりがいを感じやすい

看護助手の仕事に就くメリット3つ目は、やりがいを感じられることです。看護助手は患者さんと近い距離で接することができ、闘病する姿や回復過程を身近で見守ることができます。距離が近い分、患者さん本人やご家族から感謝される機会も多いでしょう。直接感謝の気持ちを聞けると、人の役に立っていることを実感できます。働く意味を常に感じられるため、大きなやりがいを得られます。

また、医師や看護師とともに臨床で働くことで大きな責任が生じます。人の命を預かる場所で日々責任感を持って働くことは、仕事の重みを実感できるでしょう。医療行為はできませんが、人命を守る仕事は大きなやりがいを感じられます。

経験を積み知識や技術を身につけることで医師や看護師からの信頼獲得にも繋がります。仕事もスムーズにこなせるようになり、より働きやすくなるでしょう。看護助手の経験をベースに、介護職や看護師などにステップアップを目指すこともできます。

看護助手(ナースエイド)に向いている人

続いては、看護助手(ナースエイド)に向いている人の特徴を4つ解説します。以下の4つの特徴のうちどれか一つでも当てはまっている項目があれば、看護助手を目指してみることをおすすめします。

看護助手(ナースエイド)に向いている人の特徴
  • 介護の資格もしくは経験を持っている人
  • 医療業界で働きたい人
  • 体力に自信がある人
  • 責任感がある人

上記について、それぞれ詳しく解説していきます。

介護の資格もしくは経験を持っている人

看護助手に向いている人の特徴1つ目は、介護に関する資格や経験を持っていることです。介護に関する資格には、介護職員初任者研修、介護福祉実務者研修、介護福祉士、認定介護福祉士、介護支援専門員などがあります。介護に関する資格や経験は、就職に関しても有利に働くでしょう。十分なスキルがある方は、より高待遇な職場を選べるかもしれません。

また、介護の仕事と看護助手の仕事には似ている部分があります。どちらも食事、入浴、排泄の介助を行います。厳密には対象者に違いがあり、介護では生活の自立が難しい利用者さんを対象に、看護助手では治療を必要とする患者さんのサポートを行います。これまで介護の仕事をしたことがある方は、経験をそのまま活かすことができるので、看護助手の業務をスムーズにこなせるでしょう。

医療業界で働きたい人

看護助手に向いている人の特徴2つ目は、医療業界で働きたいという気持ちがあることです。

病気に向き合っている患者さんのサポートや、回復していく患者さんの姿を身近で見守りたい方にとって、看護助手は天職です。無資格でスタートできるため、ハードルの低さも魅力です。

人の役に立ちたいという気持ちが強い人ほど、大きなやりがいを感じられるでしょう。

体力に自信がある人

看護助手に向いている人の特徴3つ目は、体力に自信があることです。

患者さんの移乗や移送、体位変換など、看護助手の仕事は力仕事も多いです。日常的に移乗介助を行ったり重い荷物を持つことで、体に大きな負担がかかりますので、体力のある方でないと業務をスムーズにこなせないかもしれません。

この他も食事の配膳や院内の清掃、医療器具や薬剤の搬送など、勤務中は常に動き回ることになります。体力に自身がある人は看護助手に向いていると言えるでしょう。

責任感がある人

看護助手に向いている人の特徴4つ目は、責任感が強いことです。

責任感がある人は、与えられた業務を的確にこなすことができます。看護助手に求められる備品の管理など正しい数を発注する必要がある業務や、的確さが求められる医療器具の洗浄などもミスなく丁寧に行えるでしょう。

看護助手(ナースエイド)の就職先の探し方

看護助手(ナースエイド)の就職先の探し方は、主に以下の3種類です。

看護助手(ナースエイド)の就職先の探し方
  • ハローワークで探す
  • 転職サイトを利用する
  • 人材派遣会社に登録する

それぞれの探し方におけるメリット・デメリットを以下に詳しく解説します。

ハローワークで探す

看護助手の就職先の探し方の1つ目は、ハローワーク(公共職業安定所)で探す方法です。厚生労働省が全国に設置している公共職業紹介所です。全国に500カ所以上あり、誰でも無料で利用できるのが特徴です。豊富な求人情報をもとに、さまざまなニーズに合わせて相談員が職業紹介をしてくれます。

メリットは、就職に関する相談ができること、無料で求人情報を見られること、全国の求人情報をチェックできること、求人情報の信頼感があることです。デメリットは、ハローワークの開庁時間が短いことや相談員の質にばらつきがあることです。

ハローワークを利用できる時間帯は原則平日の8:30から17:15まで(ハローワークにより異なるため要確認)となるため、平日に就職活動可能な人は積極的に利用するとよいでしょう。また、さまざまな相談員の方がいますので、自分に合う仕事探しのパートナーを見つけることが重要です。

ハローワークを利用した転職活動のポイントと注意点!

転職サイトを利用する

看護助手の就職先の探し方の2つ目は、転職サイトを利用する方法です。

転職サイトはインターネット上にさまざまな求人情報を掲載している媒体で、ネット環境があればパソコンやスマホでどなたでも気軽に仕事探しができます。いつでも情報をチェックできるお手軽さが魅力です。

求人への応募方法も簡単で、スムーズに転職活動を進められるでしょう。メリットは無料で求人情報を見られること、全国の求人情報をチェックできること、いつでも利用できることです。

また、転職エージェントを利用すれば、転職を希望している方の条件を確認し、保有している求人情報の中から最適な企業を紹介してくれます。仕事選びから入社まで、細かな部分までバックアップしてくれる転職支援サービスです。転職支援のノウハウが蓄積されているので、力強いパートナーといえるでしょう。

医療・福祉業界に特化した転職エージェントを利用することで、豊富な求人情報と蓄積された知見をもとにサポートが受けられるので、積極的に活用していくとよいでしょう。

転職エージェントの活用方法はコチラで解説

人材派遣会社に登録する

看護助手の就職先の探し方の3つ目は、人材派遣会社に登録することです。人材派遣は、労働者派遣法によって「自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させることを業として行うこと」と定められています。

参照:厚生労働省「労働者派遣法」

人材派遣会社を利用する主な流れは以下の通りです。

STEP

人材派遣会社に登録

STEP

担当のキャリアアドバイザーと面談

STEP

働きたい看護助手求人を選ぶ

STEP

病院へ職場見学

業務内容や実際の職場の雰囲気をチェックし、自分に合っているか確認!

STEP

出勤開始日を決定

STEP

出勤

派遣会社経由で看護助手として働く場合、派遣先の企業(病院)とは雇用関係はなく、人材派遣会社と雇用契約を結ぶことになります。福利厚生も派遣会社の制度になるため、しっかりした人材派遣会社に登録するのがオススメです。また、医療業界・福祉業界の求人に特化した人材派遣会社を利用することで、より幅広い求人情報の中から勤務先の病院を選択することが可能となります。

人材派遣会社に登録するメリットは、プロのコーディネーターに相談できること、全国の求人情報をチェックできること、自分に合った職場を勧めてもらえること、スケジュールに合わせた雇用機会を設けてもらえることです。家庭の事情で「夜勤ができない」「残業ができない」という方も、ライフスタイルに合わせた求人を探すことができます。

デメリットは、雇用期間が3ヶ月や6ヶ月などと短いことです。同じ派遣先で働ける機関は、原則3年までです。長く同じ職場で看護助手として勤務したい方、正社員として働きたい方には不向きです。逆を言えば、正社員として一つの病院で働くよりも、さまざまな病院で経験を積みたい方には、人材派遣会社に登録することをおすすめします。

看護助手(ナースエイド)に関するよくある質問

最後に、看護助手についてよくある質問について解説していきます。

看護助手は資格がないと働けませんか?

看護助手は無資格でも問題なく働けます。ただし、身体介助を行う場合は介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)等の資格があると役立ちます。

看護助手は夜勤に入らないといけないですか?

夜勤が必要な求人も有りますが、基本的には日勤のみの仕事で働けます。

ただし、正社員の看護助手としては他空く場合は、夜勤シフトへの対応が求められるケースが多いようです。

看護助手は必ず新待機所が必要でしょうか?

看護助手の仕事は身体介助が必須ではありません。

求人によっては、清掃や器具洗浄などの環境整備が中心となる看護助手業務も有ります。

看護助手(ナースエイド)の向いてる人の特徴や就職先の探し方まとめ

今回は看護助手(ナースエイド)について紹介しました。看護助手の仕事内容は、身体介助や病床の環境整備、その他患者さんのサポート全般です。ただし医療行為は一切行えませんので、注意が必要です。また、医療機関によっては身体介助が一切ない、シーツ交換や清掃だけの求人もあります。

看護助手の仕事は求人数も多く、ニーズの高い仕事です。求人倍率が高く、AIに代替され辛いことから将来性もあり、介護福祉士といった国家資格の取得に役立つ場合もあります。勤務先も幅広く、全国各地の医療機関で働くことができます。

資格も不要で未経験でも働き始めることができますので、興味がある方はぜひ挑戦してみましょう。

\ キャリアの悩みは専門家へ相談! /

有料キャリア相談とは?メリットや注意点を解説

看護助手求人を探すなら「介護業界特化型転職エージェント」利用がオススメ!

看護助手(ナースエイド)の仕事内容と向いてる人の特徴を解説!

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