宅地建物取引士(通称:宅建士)とは、不動産取引にあたっての「重要事項説明」を独占的に行うことができる国家資格です。
宅建士になるためには、まずは年に1回実施される宅建士試験に合格しなければなりません。宅建士試験の合格率は約15〜17%で推移しており、難関試験に分類することができます。
試験に合格するために、独学(市販の参考書や問題集を基本教材として学習すること)という選択肢のほかに、通信講座や予備校を利用するという選択肢があります。
各資格試験予備校においては、スマホ等の普及を追い風として、通信講座を展開する動きが見られます。
また、受験生の多くが社会人であることから、スキマ時間で学習できる通信講座は、非常に相性がよいといえます。
しかし、宅建士試験対策の通信講座は非常に多くのスクールで開講していることから、「どの通信講座を選べばいいのか分からない」「通信講座ごとの違いは?」と悩んでいる人も多いようです。
本記事では、宅建士試験対策の通信講座の中でも評判の高いアガルートが提供する通信講座について、その特徴等について解説します。
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合格率実績64.8%(2023年度)の高いおすすめ講座
アガルート宅建通信講座の基本情報
アガルートアカデミーは、2015年1月に開講した資格試験のオンライン予備校です。
宅建士試験をはじめ、司法試験などの超難関試験の対策講座から、TOEIC、TOEFLなどの語学試験の対策講座、また、マーケティング基礎講座やハラスメント防止講座などのビジネススキルの向上を図るための講座まで、様々な講座を展開しています。
アガルートアカデミーが提供する宅建士講座の基本情報は以下のとおりです。
講座 | 宅地建物取引士試験(宅建試験)講座 |
---|---|
運営会社 | 株式会社アガルート |
本社所在地 | 東京都新宿区新小川町5-5サンケンビル4階 |
受講料 | 54,780円〜107,800円 ※税込 |
合格率実績 | 合格率実績64.8%(令和5年度) |
合格特典 | お祝い金(Amazonギフト券のコード)1万円分 受講料全額返金 上記どちらかを選択 |
特徴 | 高い合格実績 フルカラーテキスト 工夫が施された講義 充実のサポート制度 |
アガルート宅建通信講座の特徴
前述のとおり、アガルートアカデミーはオンラインに特化した資格試験予備校です。アガルートアカデミーが提供する宅建講座ならではの特徴は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
合格率の実績が高い
アガルートの宅建講座の最大の特徴は、講座受講者の合格率の高さです。
アガルートの宅建講座受講生の合格率は64.8%(令和5年度)となっており、同年度の本試験の合格率17.2%と比較すると、3.77倍の実績を叩き出しています。
さらに、受講コース別の合格率を見ると、次のとおりとなっています。
コース | 合格率 |
---|---|
入門総合カリキュラム | 60.3% |
演習総合カリキュラム | 74.2% |
上表を見ると分かるように、「演習総合カリキュラム」の合格率はさらに高く、約4人3人が合格していることが分かります。こうした合格率の高さは、アガルートの宅建講座の大きな特徴といえます。
試験対策をサポートする5つのフォロー制度
アガルートの宅建講座は、カリキュラム本体はもちろん、それに付随するフォロー制度も充実しています。
宅建講座には、フォロー制度として次の5つの制度があります。
ここからは、それぞれのフォロー制度について解説します。
学習導入オリエンテーション
初めて宅建士試験の学習を開始する場合、どのような試験なのか、どのような問題が出題されるのか、どのように学習を進めればよいのか、といった疑問が生じることがあります。
「学習導入オリエンテーション」は、こうした疑問を解消するための制度です。
宅建士試験の性質や出題内容、テキスト等を通した具体的な学習方法について、受験のプロである講師による解説が行われます。
学習初期のモヤモヤを解消できるため、スムーズなスタートダッシュを切ることができるのです。
試験対策スケジュールなどを相談出来る学習サポーター
学習を進めていく中で、「このままでいいのだろうか?」、「今、何をするべきだろう?」といった不安が生じることがあります。
そんなときは、「学習サポーター」を利用することで、学習の進め方を相談することができます。
個別の学習状況を踏まえたアドバイスが行われるため、安心して学習を進めることができるのです。
- ライトの場合:1回
- フルの場合:3回
オンライン質問サービスKIKERUKUN
「KIKERUKUN(キケルクン)」は、オンラインの質問回答システムです。
講義やテキストに関する疑問点や不明点があれば、オンライン上で質問をすることができます。
質問に対しては、講師陣による回答が行われ、システム上で回答内容を確認することができます。講師からの回答が得られることで、躓くことなく学習を進めることができるのです。
なお、テキストの範囲外であるものや他校の教材に関するもの等については、回答を得ることはできないため注意が必要です。
- ライト:10回
- フル:30回
オンライン演習サービスTOKERUKUN
「TOKERUKUN(トケルクン)」は、オンラインで過去問を解くことができる問題演習システムです。
専用ページにログインし、科目を選択すると、本試験と同じ形式の問題演習を行うことができます。スマホがあれば、いつでも、どこでも問題演習ができるため、スキマ時間での学習に有効です。
スキマ時間に「TOKERUKUN」を繰り返すことで、実力アップを図ることができます。
ホームルーム動画の配信
「ホームルーム」とは、毎月配信される動画コンテンツです。
受講生からのアンケートをもとに、多くの受講生に共通する悩みを解決すべく、専任講師がアドバイス等を行います。
月に一度、動画が配信されるため、本試験までのペースメーカーとして利用するのが有効といえます。
優先順位が分かる過去問集
宅建講座のメイン教材として、過去の本試験で出題された問題を試験科目別にまとめた過去問集があります。
この過去問集では、すべての問題にA(確実に正解したい問題)、B(試験までに解けるようにしたい問題)、C(出題頻度があまり高くない問題)のランクが付けられています。
優先順位が一目で分かるため、効率的な学習をすることができます。
学習初期は、Aランクの問題を通して基本となる論点の理解に努め、徐々にB、Cランクへ広げていくというのが理想的な学習となるでしょう。
機能豊富な動画教材
アガルートは、オンラインに特化した資格予備校であるため、テキストに即した講義は、動画により配信されます。
動画講義は、インターネット環境があれば、時間や場所を問わず視聴することができます。また、動画は10分程度のチャプターで区切られています。
机に向かって視聴するのはもちろん、少しのスキマ時間にスマホ等で視聴するのにも適しているため、効率的にインプットを行うことができるのです。
講義動画は、8段階の速度調整をすることができます。
学習の終盤には、速度を上げて視聴することで、試験科目全体を短時間で総復習することも可能となります。
また、進捗率が分かる仕様となっているため、学習計画とのズレが分かりやすく、計画の修正がしやすい点もメリットといえます。
アガルート宅建通信講座のメリット
アガルートの宅建講座を利用する主なメリットは、次のとおりです。
それぞれのメリットについて解説します。
効率よく試験対策が可能
宅建講座を利用することで、効率よく試験対策をすることができます。
独学の場合、自ら学習計画を立て、市販の参考書と問題集をもとに、学習を進めていく必要があります。
試験対策上重要な部分とそうでない部分との区別は、参考書や問題集から、自分で判断しなければならないため、重要でない部分に時間を割きすぎてしまいかねません。
しかし、宅建講座を利用することで、講師によるメリハリの付いた講義を受けることができ、また、ランク分けされた過去問集により、重要な論点から取り組むことができます。
プロの指導を受けることで、効率よく試験対策をすることができるため、短期合格を狙うこともできるでしょう。
スキマ時間を利用して学習できる
宅建講座を使用すると、講義動画の視聴やTOKERUKUNによる問題演習をすることができます。
独学の場合、市販の参考書と問題集が学習の基本となります。
スキマ時間を活用して学習しようとすると、重い参考書と問題集を常に持ち歩かなければなりません。
さらに、参考書や問題集を開くためのスペースを確保する必要があるため、満員電車などでの学習は難しい場合もあり、スキマ時間をうまく利用できないことも少なくありません。
しかし、宅建講座を利用すれば、時間や場所を問わず、スマホ一つでインプットもアウトプットも行うことができるため、スキマ時間を有効に活用することができます。
スキマ時間での学習の積み重ねが実力アップに直結するため、宅建講座の利用により合格を近づけることができるでしょう。
モチベーションを保ちやすい
宅建講座を利用することで、本試験までのモチベーションを維持しやすくなります。
本試験までの数か月から1年間にわたって学習を続けるためには、モチベーション管理が重要といえます。
独学の場合、モチベーションの管理は自分で行わなければなりませんが、急な予定が入って学習ができなかったり学習計画がずれ込んだりする中で、高いモチベーションを保つのは容易ではありません。
しかし、宅建講座を利用すれば、「KIKERUKUN」により疑問点を解消することができたり、ホームルームによりモチベーションアップを図ることができたりと、モチベーションが保ちやすい制度を利用することができます。
学習を継続するうえで重要なモチベーションを維持するために、宅建講座の利用は有効といえます。
アガルート宅建通信講座の注意点
アガルートの宅建講座を利用するにあたって注意すべき点はあるのでしょうか。主な注意点は以下の通りです。
以下では、宅建講座を利用する場合の注意点について解説します。
一般教育訓練給付金の対象外
宅建講座には複数のコースがありますが、いずれのコースも一般教育訓練給付制度の対象外となっています。
一般教育訓練給付制度とは、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了したときに、受講費用の一部が給付金として支給されるものをいいます。
他の資格予備校では、当該制度の対象となっている宅建講座も存在し、最大で受講費用の20%の支給を受けることができます。
しかし、アガルートの宅建講座は当該制度の対象外となっていることから、受講費用は全額自己負担となる点に注意が必要です。
なお、講座を利用し試験に合格した場合には、一定の条件を満たすことで、1万円分のお祝い金または全額返金を受けることができます。
安価なわけではない
宅建講座を利用する場合、教材等が充実しているため、独学の場合に比べて費用がかかります。
詳細は後述しますが、アガルートの宅建講座の場合、最も安価なコースでも5万円程度となっています。
これは、他の資格予備校が提供する講座と比較しても、決して安価なわけではありません。
さらに、コースによっては10万円程度の費用がかかるものもあり、安易に手を出せる金額ではないと感じる方もいるでしょう。
ただし、合格実績や教材等の充実具合を考慮すると、費用に見合う講座であるといえます。
アガルートアカデミーの宅建通信講座と受講料
アガルートの宅建講座には、大きく分けて「入門総合カリキュラム」と「演習総合カリキュラム」の2つのコースがあり、それぞれに「ライト」か「フル」のいずれかを選ぶことができます。
各コースの受講料と特徴は以下表のとおりです。
コース | 受講料(税込) | 特徴 |
---|---|---|
入門総合カリキュラム/ライト | 54,780円 | 丁寧なインプット講義 短時間で学習可能 |
入門総合カリキュラム/フル | 71,280円 | 丁寧なインプット講義 解放テクニック等を習得可能 |
演習総合カリキュラム/ライト | 76,780円 | 問題演習を重視 短時間で学習可能 |
演習総合カリキュラム/フル | 107,800円 | 問題演習を重視 解放テクニック等を習得可能 |
「入門総合カリキュラム」「演習総合カリキュラム」がオススメな人について、それぞれ以下に解説していきます。
・入門総合カリキュラムがおすすめな人
・演習総合カリキュラムがおすすめな人
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入門総合カリキュラムがおすすめな人
「入門総合カリキュラム」には、テキストに沿った講義が行われる「入門総合講義」と、過去問の解説が行われる「過去問解説講座」が含まれているのが特徴です。
以下では、「入門総合カリキュラム」がどのような人におすすめなのか、解説していきます。
初めて学習する人
宅建士試験を初めて学習する人には「入門総合カリキュラム」がおすすめです。
初めて学習する場合、テキストを開いても、専門用語が多く理解が難しいでしょう。
「入門総合カリキュラム」に含まれる「入門総合講義」では、専門用語の解説も含め、テキストに即した講義が展開されます。
講師による講義を視聴することで、難解な専門用語も理解しながら学習を進めることができるため、初めて学習する人には「入門総合カリキュラム」がおすすめといえます。
宅建士試験での得点が5割未満の人
宅建士試験の受験経験がある場合であっても、「入門総合カリキュラム」がおすすめの人もいます。
本試験での得点が5割(25点)未満の場合、インプットが不十分であるといえます。
インプットが不十分なままアウトプットを行っても、問題の丸暗記となってしまい、効果的な学習は見込めません。
「入門総合講義」を通じた丁寧なインプットを行い、土台を固めることで、効果的なアウトプットに繋がるため、本試験での得点が5割未満の人には、「入門総合カリキュラム」がおすすめといえます。
演習総合カリキュラムがおすすめな人
「演習総合カリキュラム」は、問題演習を通したアウトプットに比重が置かれているのが特徴です。
以下では、「演習総合カリキュラム」がどのような人におすすめなのか、解説していきます。
宅建士試験の学習経験がある人
宅建士試験の学習経験がある人は、「演習総合カリキュラム」がおすすめです。
学習経験者の場合、試験科目のインプットは一通り完了しています。
アウトプットを重ねることで、本試験での得点力アップを図ることができます。
ただし、学習経験があり、受験を経験したことがある人であっても、先述のとおり、本試験での得点が5割未満の場合には、「入門総合カリキュラム」の受講がおすすめといえます。
他の資格試験の合格経験がある人
他の資格試験の合格経験がある人も「演習総合カリキュラム」がおすすめです。
資格試験の学習の基本はインプットとアウトプットの繰り返しですが、割合でいえば3:7が理想といえます。
他の資格試験に合格しているということは、適切な割合でインプットとアウトプットをしてきた経験があるということです。
「演習総合カリキュラム」を受講し、アウトプットに軸足を置いた学習をするのがおすすめといえます。
宅建の実務に携わっている人
宅建の実務に携わっている人も「演習総合カリキュラム」がおすすめです。
宅建士試験の試験科目は大きく分けて4つですが、「宅建業法」と「法令上の制限」の2科目は、実務に直結します。
宅建実務に携わることで、これら2科目の知識が身につくため、丁寧なインプットではなく、問題演習によるアウトプットに比重を置くことにより、合格しやすくなります。
また、宅建の実務に携わる人は、法定講習を受講することで「5問免除」を受けることができます。
残るメイン科目のアウトプットに注力することで、本試験での得点力アップに繋げることができます。
宅建の実務に携わっている人は、「演習総合カリキュラム」がおすすめといえます。
アガルートの宅建講座は実際どうなの?特徴やおすすめコースを解説まとめ
この記事では、オンライン資格予備校であるアガルートアカデミーの宅建講座について、その特徴を解説してきました。
カリキュラムやサポート制度が充実しており、高い合格率実績をたたき出していることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
宅建士試験の受験を検討されている方は、アガルートの宅建講座も確認してみましょう。
資料請求を行うことにより、サンプルテキストとサンプル講義、TOKERUKUNによる問題演習を無料で体験することができ、また、専門スタッフによる無料の受講相談を行うこともできます。
受講を検討している場合は、資料請求や受講相談をしてみましょう。
そのうえで、本試験までの学習のイメージが付いた場合には、ぜひアガルートの宅建講座で試験にチャレンジしてみてください。
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